2016年12月04日

干支の「酉」を描きました

12月3日MASUI×GACCOH 水墨画ワークショップ 第二十七回は「年賀状・酉(とり)」でした。

若冲の鶏は、早々に7月に開催いたしましたが、今月は年賀状ということで、小さな画面にも描けるよう、簡略化した可愛い鶏を描いていただきました。

この日は、参加者全員が女子で大いに盛り上がり、
そんな楽しい雰囲気が作品にも反映されたようです。

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まずは、小さく描きやすいように、いつもよりは滲みの少ない画仙紙に練習、
そして、実際の年賀状サイズの紙に仕上げ。

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ひよこちゃんのアップも、とても可愛く仕上げていただきました。

さて、今月で2016年のワークショップは全て終了致しました。
京都市内はもとより、大阪、奈良、兵庫、東京、神奈川、バルセロナ、など遠方からも
年間を通じてたくさんの皆様にご参加いただけましたことを、心より感謝いたします。


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2016年11月30日

竹いろいろ

今月から「竹」のカリキュラムになりましたので、
京都の文化財に見られる竹を何点かピックアップします。

狩野永徳 「花鳥図」国宝 大徳寺聚光院

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現在、創建450年記念で本物が特別公開(2017年3月26日まで)されています。
信長の安土城や秀吉の大坂城、聚楽第、伏見城などを飾った障壁画は、城と運命を共にし全てが失われてしまいました。現存する貴重な国宝です。


伊藤若冲 鹿苑寺大書院 狭屋之間 「竹図」襖

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相国寺承天閣美術館で常設展示されています。
月光の中で見えた笹の葉を、三角形で表現したと言われています。
節が算盤のようになっていますが、中国には算盤竹という竹があるそうです。


宮本二天(武蔵)竹林之図襖 東寺観智院
特別公開時のみ。

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武蔵が絵を描き始めたのは晩年で、剣法と同じく、画も師を求めず独学で修練したというのが通説のようです。
節々を強調した強い竹を描いています。


尾形光琳 「竹虎図」京都国立博物館

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昨年の琳派展で活躍した、京博のマスコットキャラ「トラりん」のルーツの画です。
ゆるキャラっぽい虎の背景の竹も、軽快なタッチです。


竹は超スタンダードな画題ですが、描き手によってそれぞれが全く違う作品になっています。面白いですね。




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2016年11月28日

四君子「竹」


11月27日の京都烏丸教室は今月から「四君子」に入りました。
まずは「竹」からですが、竹は基本となる技法や運筆が多く盛り込まれているので、2回にわたってじっくり練習していただきます。

古典的な画題としては「晴竹」、「風竹」、「雨竹」があります。
今月は「晴竹」で、竿の描き方3種類と直筆の葉の描き方をご紹介しました。

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細い竹は、筆を立てて描く蔵鋒(直筆)で描くと良いでしょう。
短冊など、小さな画面に描く場合にも。

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刷毛で描く竹は、大きな刷毛を使えば迫力のある作品になります。
展覧会の作品にもオススメです。
色々な紙で試してみましょう。

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タグ:水墨画教室

2016年11月26日

11月12月の教室

京都烏丸教室は

12月25日(第4日曜日)会議室11
1月22日(第4日曜日)会議室11


と、通常通りのスケジュールです。
1月は第5土曜まであるので、29日とお間違えのないようお願いします。

暖かいと思っていたら、急に寒くなりました。
東京では11月なのに雪が降ったり、
また、北海道の北見に引っ越されたTさんの報告では
すでにマイナス12度の気温だそうです。
紅葉も色づき例年通りの見応えになったようですし
お出かけになる際は、お風邪を召されないようにしてくださいね。

さて、京都市美術館で開催中の「若冲の京都・KYOTOの若冲」がそろそろ会期終了間近です。
水墨画の作品が数多く展示されていて、個人蔵のものなど、これまでお目にかかれなかった作品もあるのでオススメです。

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12月4日(日曜日)までです。




2016年11月23日

水墨画で来年の干支「鶏」を

MASUI×GACCOH 水墨画ワークショップ 第二十七回「年賀状・酉(とり)」

今年最後のワークショップです。

「鶏」は、すでに7月に若冲をお手本にして開催したのですが、今回は年賀状ということもあり、小さい画面にで描けるようにシンプルなお手本にいたしました。
新年最初のご挨拶、受け取った方がほっこり、にっこり、なるような絵がよろしいのではないかと。

いつもと一味違う年賀状を、という方、ぜひご参加ください。

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◆日時:2016年12月3日(土)14:00-16:00

◆場所:京都出町柳 GACCOH(京阪電車「出町柳駅」2番出口・市バス『出町柳駅前」より徒歩5分)

◆参加費:一般:2,500円 / 高校生以下:1,500円 (画材費込み 道具はすべてこちらで用意)

◆参加方法:こちら専用HPの「お申込みフォーム」からエントリーをお願いします。

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2016年11月20日

若冲の「野菜」に挑戦しました

MASUI×GACCOH 水墨画ワークショップは、今年2016年、伊藤若冲生誕300年企画として、年間を通じて若冲先生の作品をお手本にワークショップを開催してまいりましたが、いよいよフィナーレとなりました。

若冲といえば錦市場、そして若冲が青物問屋出身だったということで、トリは「野菜」です。

今回は、いつもの出町柳GACCOHを飛び出し、錦市場と関連のある「京町家 錦上ル」さんを特別にお借りしての開催となりました。

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まずは、基本の運筆の説明から。
自分の描きたいモチーフにより近づけるために、基礎的な技法を学ぶことはとても大切です。
筆を立てて描く、筆を寝かせて描く、単純なことですが、これを意識するとしないとでは結果が変わってきます。
そんな運筆の練習をしながら描き上げることができるモチーフを、幾つかピックアップしました。

今回は、10名の参加者のうち、半数の方が水墨画初体験の方でしたが、野菜はシンプルなモチーフなので馴染みやすかったのではないかと思います。

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ワークショップ後の、錦市場の抹茶わらび餅と、「煎」という「和食に合う」をコンセプトに開発された珈琲と、皆様存分に楽しんで頂けたご様子でした。

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この度の記念すべきワークショップにご参加いただいた皆様、誠にありがとうございました。

そして、今回の企画では大変お世話になった、京都文化協会と錦上ルのスタッフの方々には、この場をお借りして心よりお礼を申し上げます。

さて、今年の若冲企画は無事終了しましたが、リクエストがありましたので、12月3日(土)急遽「年賀状」のワークショップを開催いたします。詳細が決まり次第ご報告いたしますので、ぜひチェックしてください。

posted by MASUI at 10:33| Comment(0) | GACCOHワークショップ

2016年11月18日

葡萄の描き方ーその2

11月16日の東京千代田教室は、葡萄のパート2でした。
テキストでは葡萄の描き方を、葉・実それぞれ2通り紹介しています。

幾筆かで描く葉と、線で描く実の組み合わせによる葡萄図は
筆勢を活かした、強くラフなイメージにしたい時に適しています。
気分も乗ります。

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今の時期はすでに、展覧会の作品に取り組んんでいる方もいらっしゃると思うので、
半切のような長細い紙に描く際の構図の取り方も紹介しました。

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朝顔などの蔓のある植物を描く場合にも応用できます。

面白い蔓の巻き方、絵の中の動きを研究してみましょう。

タグ:水墨画教室
posted by MASUI at 08:50| Comment(0) | 東京千代田教室

2016年11月09日

「四君子」と『芥子園画伝』

<四君子とは>

蘭・竹・菊・梅のことを、その気品ある美しさをたとえて言います。

今月から京都烏丸教室では四君子の授業に入ります。
蘭が曲線、竹が直線、梅・菊が直線と曲線、の運筆の基礎として、水墨を学ばれる方にとってははずせない画題であり、どれも古来からずっと描き継がれてきた古典中の古典です。

私たちが学んでいるような、画家の精神性を強く表現する南画の教材に『芥子園画伝(かいしえんがでん)』があります。この本は中国清代に文人李笠翁によって、第1集の山水画の画伝が発行されました。

第1集が好評だったため、李笠翁の没後、沈因伯は第2集四君子、第3集花卉鳥虫を第1集と同じ『芥子園画伝』として1701年に発刊しました。
本の名は、笠翁の別荘、芥子園で編纂されたことに由来します。

日本に伝来したのは江戸時代中期といわれており、池大雅、与謝蕪村、田能村竹田といった南画・文人画を中心とする江戸後期の画壇や、浮世絵版画に大きな影響を与えたとされています。

授業では、テキストに沿って要所要所で芥子園画伝の描き方にも触れていきます。

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<草薙奈津子 現代語訳版上・下>

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草薙奈津子さんの現代語訳版は、古本屋さんや、ネット通販で入手可能です。
タグ:水墨画教室

2016年11月01日

11・12月の予定

11月になりましたね。
今年もあと残すところ2ヶ月ですが、京都はこれからが観光のお客様で一番賑わうシーズンです。
紅葉にはまだ早いですが、写真撮影やスケッチに出かける際は、お風邪など引かれませぬようお気をつけください。

さて、11月。12月の京都烏丸教室の日程は通常どおりです。

11月27日(第4日曜日)会議室11
12月25日(第4日曜日)会議室11


そして11月から、いよいよ水墨画では定番の画題で、ぜひ習得していただきたい「四君子」に入ります。
27日は「晴竹」で、後半で刷毛を使う描き方を紹介しますので、刷毛を忘れないようにお持ちください。
まだ持っていない方は、6センチ幅くらいのもので十分ですので、この機会に1本買っておくといいでしょう。


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タグ:水墨画教室

2016年10月24日

「野菜2」大根・蕪・蓮根・椎茸・麦

10月23日の京都烏丸教室は「野菜」のパート2で、
先月に引き続き、一番基本の「筆を立てて描く」「筆を鳴かせて描く」の応用編と
「グラデーションを作って描く」画題でした。

京都烏丸教室は、伊藤若冲の生家、青物問屋があった錦市場からは、すぐ目と鼻の先、
蛸薬師通りを少し上がったところでレッスンをしています。

現在、錦市場でも若冲生誕300年のイベントが催されていますが
京都烏丸教室でも時を同じくして、ちょうど「野菜」のカリキュラムになりました。

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シンプルな画題なので、皆さん時間内で十分に練習ができたようです。

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後半は「麦」。

麦は世界中で一番多く栽培されている穀物なので、その品種も数多くあります。
また、実がつき始めの頃と収穫前の実りの様子にも違いが出てきます。

作品を制作する時には、どのようなイメージにしたいかを考えて
穂のたれ具合や葉の様子を研究してみましょう。

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タグ:水墨画教室