2017年05月29日

五弁の椿


5月28日の京都烏丸教室の画題は「椿」でした。
和の代表的な花で、茶人にも愛されている花です。
特に利休は「侘助」を好んだのだとか。


没骨法で花芯の白場を残しながら五弁のバランスをとるのは難しいですが、授業の最後にはみなさん習得されていました。

二筆で描く葉の運筆は、花を描く時には欠かせません。
いろいろな向きの葉を描けるように練習して欲しいです。

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鈎勒法で描く椿はシンプルなので、線に味の出やすい紙で描くと良いと思います。

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皆さん、鈎勒法はスムーズに描けていましたね。

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来月は6月25日(第4日曜日)会議室11 「紫陽花」です。


タグ:水墨画教室

2017年05月27日

夜間教室がスタート


京都烏丸教室の夜間教室が6月23日(金)からスタートします。

第1回目なので、「水墨画の基礎知識」から。

水墨画の墨・紙・筆など用具のこと
基本的な運筆のこと、代表的な技法のこと
をお話致します。

筆、墨など、どれを選べばいいかわからない、という方、
来月の授業を聞いてからでも大丈夫です。
ただし、以下のものはご準備ください。

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・白いお皿 2〜4枚・・・小と大があるといいです。一枚150円くらいで買えます。
・筆洗・・・組み立て式のプラスチック製のものでいいです。
・文鎮・・・学童用のものは安価で売っています。
・雑巾
・下敷き・・・白いもので、教室で使うには40×60pくらいの大きさがあれば大丈夫です。来月までに準備できない場合はお貸しします。

ウィングス京都から一番近い書画用品専門店なら、高倉通り三条下がる「書遊」さん。
筆洗や文鎮なら、街の文房具店や画材店でも売ってると思います。

紙は「画仙紙」を使います。
ワークショップで使った紙は、教室でも購入することができます。
(50枚 1080円)


お部屋は同じく会議室11 18時30分からです。


よろしくお願い致します。



タグ:水墨画教室
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2017年05月21日

水墨画の技法「筋目画き」

早いもので、MASUI×GACCOH水墨画ワークショップは、今月で30回を数えました。
5月20日の画題は「筋目書き・鯉」でした。

昨年の若冲生誕300年では、幾度となく取り上げた「筋目画き」です。

まずは、水分量や墨色の違いで、画仙紙に筋目が現れる原理を確かめながら練習をしていただきました。


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そして、いよいよ鯉です。
木炭で軽くアタリをつけて構図を取ります。

若冲の水墨画のほとんどは、濃中淡の三段階の墨色で描かれ
コントラストや線のスピード感で、絵に軽快さを出しています。


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今回は小学2年生の男子が、「海北友松の展覧会を見て水墨画に目覚めた」ということで初参加してくださいました。

左側は常連のSちゃんの作品、かなり上達しました。
墨色の使い分け、水の表現の筆さばき、など水墨画感が表現できてきました。

右側は男子Tくんの作品。男の子らしく力強く描いてくださいました。

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他の皆様も、見事なウロコの出来栄え。

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この日の京都は5月だというのに気温が30℃近くになるという夏日でしたが、多くの方に来ていただきました。
ありがとうございました。

次回は6月24日土曜日「破筆法」です。

posted by MASUI at 08:17| Comment(0) | GACCOHワークショップ

2017年05月19日

和の美しい花

5月28日(第4日曜日)の京都烏丸教室は「椿」です。

和のイメージを代表する花として、かなり上位にランクインされる花だと思います。
いつものように没骨法と鈎勒法の描き方をご紹介します。

特に二筆で描く葉は、他の花にも応用できる運筆ですので
是非練習していただきたいと思います。

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さて、椿の花形は

<一重咲き>
猪口咲き、筒咲き、抱え咲き、百合咲き、ラッパ咲き、桔梗咲き、椀咲き、平開咲き
<八重咲き >
唐子咲き、八重咲き、千重咲き、蓮華咲き、列弁咲き、宝珠咲き、牡丹咲き、獅子咲き


と、種類がありますが、教室では一重の五弁の椿を描きます。


タグ:水墨画教室

2017年05月12日

墨のこと

先日、みやこメッセで開催されていた文房四宝展示即売会のイベントで
墨運堂さんプレゼンツの、墨についての彼是が書かれていたパネルが展示されていました。

墨運堂さんにもお話を伺えたので紹介します。


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<現在の墨つくり・・・膠を制す>

昭和年代の終わりとともに墨用膠造りが終わってしまいました。
廃業の原因は墨の需要減、環境問題、後継者などの問題でした。
この和膠は墨造りだけでなく、日本の画材政策や文化財の補修などにも欠かせない唯一無二の糊材です。
やむなく平成16年から膠の研究のために試験生産を開始しました。
その後文化財補修関係者、大学の日本学科の先生、膠生産者も加わりようやく使える膠が手に入るようになりました。

そして、膠研究、試作、生産の過程において、膠液の溶解・分散、煤との練り合わせに格段の進歩があり今では様々に使い分けができるようになりました。

伝統的和墨造りの配合比率は煤10に対して膠6の配合です。
膠は製造後3〜5年は加水分解を繰り返し、含有量を低下させ使い頃になってきます。
この段階をあらかじめ短縮した配合比、5分、4、5分の墨ができるようになりました。
今では膠をコントロールし墨それぞれの膠量を変えることにより、墨の個性、特徴を際立たせています。

※以上、パネル中の文章より抜粋です。


よく「古墨は膠が枯れる」ので墨ののびが良く、滲みなど墨色の変化が美しい、と言われますが、さて何年前の墨ならば「古墨」なのか。
そして、唐墨と和墨ではどのような違いがあるのか。
はたまた、硯や水との関係性はどうなのか???とか。。。いろいろあるようです。

ちなみに膠含有率45%のものでも紙への定着性は何も問題ない、ということでした。


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墨運堂さんのサイトより「墨のお話あれこれ」はコチラ



posted by MASUI at 21:42| Comment(0) | トピックス

2017年05月11日

関西芸術扇面展

現代の扇面芸術 第32回関西扇面芸術展

主催:関西扇面芸術協会

扇形という特殊な形態・空間の中に美を表現していくことを共通のコンセプトとし、
日本画・洋画・書道・水墨画・ちぎり絵・切り絵・写真・陶芸等、多くのジャンルで活躍する作家たちの発表する場として開催されています。
関西扇面芸術協会ホームページより一部抜粋>

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京都烏丸教室で講師資格を取得された、栂佳代子さんが出品されています。

滋賀、奈良、京都 と巡回するようです。
京都展は6月15日(木)〜6月18日(日) 日図デザイン博物館(都メッセ地下1階)

ぜひお運びください。


タグ:展覧会

2017年05月09日

Precios

「Precious」という、30代から40代の働く女性のための情報紙に、国際墨画会が紹介されました。

感度の高いファッションやライフスタイルの提案が網羅されている「プレシャス」最新号の

趣味として 学びとして 人生の蓄えとして
『和稽古』
今こそ始めどき


という特集の中で「水墨画」もラインナップされております。
ぜひチェックしてみてください。

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少し前までは、水墨画を嗜む方の高齢化が危惧されておりましたが
京都烏丸教室は、20代から60代まで男女問わず幅広い年齢層の方が在籍しています。
教室以外にイベントとして開催してるワークショップでは、小学1年生の女子が常連です。

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現在、京都烏丸教室では、在籍者が座席数に達してしまったため
お問い合わせをいただいた方には、状況を確認しながら入会のご案内を差し上げております。

なお現在、働く女性、もちろん男性の方も、平日の夜間、仕事帰りに学べる2時間の教室を開設する準備をしております。

5月26日(金曜日)ウィングス京都 地下会議室11 18:30−20:30
教室の説明会と無料体験を実施しますので、ご興味のある方はご連絡ください。


さらに、今夏から徳島県阿南市でも新規開設を準備しており、説明会と無料体験会を実施いたします。
6月10日(土) 阿南市文化会館(夢ホール)工芸室 14:00−16:00


2020年東京五輪に向かって、ますます和文化が世界を席巻しそうな予感です。


posted by MASUI at 09:01| Comment(0) | トピックス

2017年05月02日

展覧会のDMが出来上がりました

第17回 国際公募 国際墨画会展

DMが出来上がりました。


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【会期】2017年6月14日(水)〜6月24日(月)※火曜日休館
    10:00〜18:00(入場17:30まで。最終日入場15:30)

【会場】国立新美術館 3階-A 入場無料

【主催】一般社団法人 国際墨画会

【後援】外務省 文化庁 東京都 朝日新聞社 フジサンケイビジネスアイ 
    国立中国美術学院 中国西泠印社

会場内で恒例の無料体験ができます。

13:30〜14:15・14:30〜15:15
15:30〜16:15(土日のみ)
最終日は13:30からのみ


人気のイベントとして定着しております。
水墨画を一度体験してみたいという方、ぜひこの機会にお立ち寄りください。




タグ:展覧会

2017年04月27日

石峰寺さんの筆塚

今週末から大型連休スタート、という方もいらっしゃるでしょうか?
本日は、どこか旅行に行かれるとかではなく、京都市内でぼちぼちGWを消化したいという方に、オススメのイベントを紹介致します。

若冲のお墓があることで有名な、伏見の石峰寺さん、
年に2回の若冲作品特別鑑賞会が始まりました。

私は毎回必ずこの期間に石峰寺さんを訪れ、若冲のお墓をお参りするのが恒例になっています。

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ところで、若冲のお墓の横には「筆塚」という石碑があります。
これは若冲の遺言によって制作されたもので、この石碑に書かれた文章は『貫名菘翁』という、幕末の文人によって書かれました。

『貫名菘翁ぬきなすうおう』は、儒教者であり書家であり文人画家でした。
出身は徳島藩士で小笠原流礼式家の吉井直好の二男。
13〜14歳の頃は阿波国那賀郡黒津地村の光明寺で儒学を学んだそうです。

17歳の頃に高野山で学問に励み、書に関しては空海の書を敬慕し
画は狩野派の画法を学び、京都で当時の文人画たちと交流するうちに
文人画の技法を習得したものと推察されるそうです。



<石峰寺 若冲特別公開>

2017年4月26日(水)〜30日(日)
午前9時〜午後17時  一般1000円


その他は、こういうのもどうでしょう?


★「和漢文房四宝展示即売会」

みやこメッセ 2017年4月28日(金)〜30日(日) 主催 株式会社賛交社
「お値打ちで品質の佳いものを特別価格にて展示即売いたします。」とあります。
気に入る紙や掘り出し物が見つかるかもしれません。


★「第5回 中国蘭・一茎九花展」

みやこメッセでのイベントをチェックしていたら目にとまりました。
ちょうど日にちがズレていますが、、、。

2017年5月1日(月)〜5日(金・祝)2F 美術工芸ギャラリー
”中国文人に愛された蘭・一茎九花の花と香りを楽しめる展覧会”
四君子で習った「蘭」を鑑賞できるようです。


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posted by MASUI at 13:45| Comment(0) | トピックス

2017年04月24日

季節の「花菖蒲」


京都の花は桜がもう終わり、次の主役へと移る頃合いになってまいりました。

4月23日の京都烏丸教室は、ちょうどこれから開花の「花菖蒲」。
花菖蒲はアヤメ科の植物ですが、このアヤメ科の植物には似通ったビジュアルのお花があります。
花の構造としてはどれも大差はないのですが、幾つか特徴があるので精巧にできた造花で確認していただきました。

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こういった仕組みのアヤメ科の花には、他にカキツバタ・アヤメ・イチハツ・キショウブなどがありますが、これらの見分け方をご存知ですか?

それは、花弁の元にある「蜜標」(シグナル)の部分の違いです。
「蜜標」は文字通り、蜜がある場所を虫に知らせる標。
この部分が、花菖蒲は黄色くなっています。

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また、京都ではカキツバタもメジャーですが、こちらはシグナルが白。

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(カキツバタで有名な上賀茂の太田神社は、例年GW開けが満開の頃です。)



群生の様子を描きたい時は、後ろ向きのものや斜め向きのものなど、バリエーションを揃えてみましょう。

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みなさんのお稽古の様子です。
最初は没骨法の運筆に苦戦していましたが、授業の後半にはコツを習得されたようです。

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来月は5月28日(第4日曜日)会議室11です。





タグ:水墨画教室