2017年02月23日

水墨画の技法いろいろ


MASUI×GACCOH 水墨画ワークショップ 第二十八回「三墨法・竹」

2017年の水墨画ワークショップのメニューが決まりました。
今年は一年を通して水墨画の様々な技法にチャレンジしてみます。

3月 「三墨法」 
4月 「破墨法」 
5月 「筋目画き」
6月 「破筆法」
7月 「溌墨法」 
8月 「たらし込み」
9月 「両隈法」 
10月「外隈法」
11月「乱針法」 
※予定

3月18日は、テーマの初回ということで、基本の「三墨法」を取り上げます。
穂の中に濃中淡の三段階の墨色を仕込んで、一筆でグラデーションを表現する描法です。
モチーフは「竹」の他にも、「三墨法」を使って簡単に描けるものをご紹介いたします。


sanbokuhou.jpg


◆日時:2017年3月18日(土)14:00-16:00

◆場所:京都出町柳 GACCOH(京阪電車「出町柳駅」2番出口・市バス『出町柳駅前」より徒歩5分)

◆参加費:一般:2,500円 / 高校生以下:1,500円 (画材費込み 道具はすべてこちらで用意)

◆参加方法:こちら専用HPの「お申込みフォーム」からエントリーをお願いします。


posted by MASUI at 13:50| Comment(0) | GACCOHワークショップ

2017年02月19日

2月26日の授業は

梅の開花の便りがちらほらと。

北野天満宮では五分咲き、京都御苑では咲き始め、二条城では蕾がふくらみ始めたそうです。

今月2月26日(第4日曜日)※2階ビデオシアターの京都烏丸教室は『梅』です。
前半と後半に分けて、白梅・紅梅の描き方をご紹介します。
ちょうどいい具合に、習って次の週あたりが見頃になりそうですね。

そして、展覧会作品の相談も大詰めになってまいりました。
3月25日の締め切りまではあと約1ヶ月ですが、先月の段階でまだ手付かずだった方もまだチャンスはあります。

26日にラフを見せていただければ、3月19日(日曜日)に特別相談会を設けましたので、その時に最終確認ができれば間に合います。
今までに習った画題でも、習っていない画題でも自由です。

ウィングス京都、2階会議室4 午前10時から12時の間で都合の良いお時間にお越しください。
相談料、参加費などは必要ありません。

今のところ参加予定者は多くはないですが、来られた順におうかがいしますので
もし時間が重なってしまった時は、少しお待ちいただくかもしれません。
他の方の作品をご覧になるのも大切な勉強ですし、時間がなくなると困るので
終了ギリギリではなく余裕を持って来ていただければと思います。



koubai.jpg




タグ:水墨画教室

2017年02月16日

水墨画で野菜を描く

2月15日の東京千代田教室は「野菜」、
テキストの10項目の野菜のうち、胡瓜・茄子・南瓜・玉蜀黍・椎茸
と5種類の野菜の描き方をご紹介しました。

特に、胡瓜・茄子・椎茸はシンプルなモチーフなので、筆を立てて描く「直筆」、筆を寝かせて描く「側筆」という一番基本の運筆を練習しながら描きあげることができます。

また、南瓜・玉蜀黍は、存在感のある野菜なので、それ一つでも、または他の野菜と組み合わせても、素敵な作品になるので、ぜひ覚えていただきたいと思います。

様々な野菜を一つの絵の中に、、、

水墨画愛好家の皆さんなら一番に思い出すのは、やはり伊藤若冲の『果蔬涅槃図』でしょうか。
昨年4月に東京都美術館で開催された生誕300年の展覧会でも出品されていたので、ご覧になった方も多いでしょう。
かなり作品に接近して観ることができたので貴重な機会でした。

2017.2.chiyoda.jpg

『果蔬涅槃図』の野菜には、椎茸や茄子、南瓜、、などなど、88種類もの野菜や果物が描かれているそうです。
ひととおり描いてみるのも楽しそうですね。



タグ:水墨画教室
posted by MASUI at 23:07| Comment(0) | 東京千代田教室

2017年02月08日

伊藤若冲展「後期」

伊藤若冲展「後期」が相国寺承天閣美術館で12月15日から始まっています。

生誕300年記念であった昨年の「前期」は、『動植綵絵』の複製が展示されていました。
複製と言っても、製作に6年もの歳月を費やしたという素晴らしいものでした。

後期は主に水墨画を中心に、酉年にちなんで鳥関係の作品が多く陳列されています。

jakucyu_kouki.jpg

また、相国寺の方丈「梅の間」には、相国寺第115世 維明 周奎によって描かれた襖絵「老梅図 」がありますが、これもまた大変素晴らしい。
(維明和尚は伊藤若冲に学んだそう)
ここは特別公開時のみ拝観することができます。

若冲展後期は、展示入れ替えもなく5月21日まで開催されていますので
相国寺で春の特別公開があれば、それに合わせて行かれるといいかもしれませんね。


タグ:展覧会
posted by MASUI at 08:57| Comment(0) | トピックス

2017年01月25日

展覧会作品の相談


先日は新年会にご参加くださった皆様有難うございました。
個性的なメンバーの集い、それぞれ興味深い話題も提供してくださって
刺激的な楽しい時間となりました。

さて、次回の国際墨画会展の作品締め切りまで、あと2ヶ月と迫ってまいりました。
2ヶ月、、、多いような少ないような感じですが
締め切りは3月25日本部必着なので、3月の京都烏丸教室、26日に最終確認が間に合いません。

そこで、2月26日のお教室で、ある程度完成に近いものを見せていただくのは大変だと思うので、3月19日(第3日曜日)に最終の作品相談の機会を設けることにいたしました。

教室と同じくウィングス京都、2階会議室4 午前10時から12時です。

なお、U-23枠で出品の方は、締め切りが3月31日なので、3月26日のお教室でも間に合いますが、ギリギリになるよりは19日にもご相談くだされば、安心かと思います。

これから、出品を考えている方も、まだ間に合いますので
いずれにせよ、締め切りや教室のスケジュールなども考慮しながら
2月26日の教室にはご相談をお持ち寄りください。

出品票は、こちら国際墨画会のサイトからもダウンロードできますが
word形式のファイルだと開けない方もいると思うので
必要な方は教室でお声掛けください。

kamo.jpg

まだ寒さが続いております。
くれぐれも体調管理は万全にお願いいたします。





タグ:水墨画教室

2017年01月23日

東洋の蘭

2017年京都烏丸教室の初授業は「蘭」でした。

中国清時代に刊行、絵画の技法を編纂した「芥子園画伝」の指南にある古典的な表現を主に、葉の描き方、花の描き方を学びました。

蘭は花も重要ですが、どちらかといえば「葉」で魅せる画題とも言えましょう。
葉の構成は、その「芥子園画伝」の様式美に則って描いてみると
なるほど、葉がバラバラにうるさくならず、なおかつ変化もあるように落ち着きます。

1本の葉は『描き始めは釘の頭のように、中間はカマキリの肚のように、最後はネズミのしっぽのように』

、、、と言われても、、、微妙な力加減や、穂の水分量で、思うような結果になりません。
うまく描こうとすると、力んで失敗したり、線の途中の一瞬の躊躇が仇になったり、、、
とどのつまり練習あるのみです。

syuran.jpg


花の表現は2タイプご紹介しました。
花弁の両端が濃く縁取られるようにするためには、墨の付け方にポイントがあります。
また、紙によっても違ってきます。
いろいろな紙で試し、それぞれの画題にあった紙の探求もしてみてください。

syunran.jpg


さて、来月は2月26日(第4日曜日)、部屋は2階ビデオシアターに変更になっています。
机のレイアウトはいつものお部屋と同じです。

カリキュラム表の順番とは少し前後しますが、ちょうど季節なので来月は「梅」を描きます。
そろそろ開花の声も聞こえ始めましたので、機会があれば観察しておいてくださいね。

寒い日が続き、体調を崩されている方も多いかもしれませんが
欠席される場合は連絡のご協力をお願い申し上げます。





タグ:水墨画教室

2017年01月19日

「枇杷」を水墨画で

1月18日の東京千代田教室は「枇杷」でした。

枇杷は中国原産で日本には古代に持ち込まれ、欧州や南米には日本から伝わったそうですが、栽培していない地域もあるようなので、枇杷は『東洋』のイメージが強い果実かもしれません。

また果実、葉と共に身体に良い成分が多く含まれているため、「大薬王樹」とも呼ばれているそうです。
病の苦しみから人を救ってくれる枇杷は、ありがたい天からの授かり物です。
昔から、自分のために、また大切な誰かのために、祈りを込めて描かれてきたのでしょう。

さて、枇杷の実は、教科書では3タイプの描き方が紹介されています。

没骨法で描く場合は、椎茸の描き方を思い出してください。
水分は少し多めに、紙にぎゅっと筆を押し付けて描くのではなく
水によって紙の上を滑らせるようなイメージで描くと良いと思います。

葉は栗の葉の描き方と同じですが、栗は葉の周囲のトゲトゲを表現するために、葉脈を葉からやや飛び出させて描きました。
枇杷は葉脈を飛び出さずに描きます。

栗も枇杷も葉がたくさん付いています。
長細い葉で方向性がつきやすいので、同じ方向ばかりにならないように、折れ曲がった葉や裏返った葉や虫喰の葉なども織り交ぜ、変化をつけて描いてみましょう。

biwa1.jpg



<追伸>

東京の千代田教室は、2011年4月から講師を担当させていただきましたが
この2017年3月をもちまして、講師のバトンを手渡すことに相成りました。
永きにわたり千代田教室を担当させていただき、誠に有難うございました。
4月以降の教室は、東京において日本文化発信に注力されている「日本橋」に移転予定です。
詳細は、また追って報告したいと思います。
どうぞよろしくお願いいたします。




タグ:水墨画教室
posted by MASUI at 10:37| Comment(0) | 東京千代田教室

2017年01月14日

2017年は「蘭」から

1月22日の京都烏丸教室は「蘭」です。

「蘭」といえば、白く大きな胡蝶蘭をまず思い浮かべることと思いますが
胡蝶蘭の豪華な印象とは反対に、中国蘭は可憐で清楚なイメージがあります。

orchid.jpg

そして、岩場や谷間にひっそりと咲くことから、俗を離れた高貴な君子に喩えられ、
水墨画の古典的なテーマである「四君子」の一つとして描き継がれてきました。

また、これを栽培したり、観賞したり、特に清朝ころから野生株から花形のよいものを選別し、優劣を競うことが行われるようになったそうです。

日本では江戸時代に「園芸ブーム」が巻き起こり、様々な花の多品種が生まれました。
特に武士の間では競って「奇品栽培」がおこなわれ、その中には「松葉蘭」というのもあったそうです。

東洋蘭には一茎一花のもの、一茎多花のものがあり、授業ではこの両方の描き方を前半と後半に分けて紹介します。

葉を描くことにより、曲線の運筆、その曲線の強弱のつけ方などの練習、
花弁を描くときの特徴的な墨のつけ方などの練習をします。


今月は1月1日が日曜日だったので第5日曜日までありますが
1月22日(第4日曜)です。29日と間違えないようにお願いします。


shiran.jpg

「紫蘭」日本原産。野生のものも見かけますね。




タグ:水墨画教室

2017年01月12日

国際墨画会展の申し込み

お正月休み、三連休も終わって2017年も本格的に始動、
寒波も本格的になってまいりましたが、皆様お風邪など引いていませんか?

2017年は、6月に東京、9月にシンガポール、11月にチリ、と展覧会が開催される予定です。

6月の第17回 国際公募国際墨画会展 は

2017年 6月14日から6月28日まで、国立新美術館にて開催されます。
作品の締め切りは3月25日必着なので、もうあと2ヶ月とちょっとですね。

作品制作中の方、まだアイデア段階の方、出品を迷われている方、
今月1月22日のお教室には、ぜひ相談をお持ち寄りください。

23歳以下の方は「U-23」枠があり、お稽古用紙のF5サイズの大きさで、出品料の負担などもかなり少なく参加することができます。23歳以下という、ご自身の限られた時期だけに与えられたチャンスなので、挑戦してみてはいかがでしょうか?

boke3.jpg




タグ:水墨画教室

2017年01月01日

謹賀新年

謹んで新春のお慶びを申し上げます。


鶏は明け方一番に鳴く鳥。

長い夜が終わりを告げ、晴れやかな朝を迎える

新しい年の幕開けには相応しいイメージがあります。

2017nenga_web.jpg


本年もどうぞよろしくお願いいたします。



posted by MASUI at 08:00| Comment(0) | トピックス