2016年11月09日

「四君子」と『芥子園画伝』

<四君子とは>

蘭・竹・菊・梅のことを、その気品ある美しさをたとえて言います。

今月から京都烏丸教室では四君子の授業に入ります。
蘭が曲線、竹が直線、梅・菊が直線と曲線、の運筆の基礎として、水墨を学ばれる方にとってははずせない画題であり、どれも古来からずっと描き継がれてきた古典中の古典です。

私たちが学んでいるような、画家の精神性を強く表現する南画の教材の一つに『芥子園画伝(かいしえんがでん)』があります。この本は中国清代に文人李笠翁によって、第1集の山水画の画伝が発行されました。

第1集が好評だったため、李笠翁の没後、沈因伯は第2集四君子、第3集花卉鳥虫を第1集と同じ『芥子園画伝』として1701年に発刊しました。
本の名は、笠翁の別荘、芥子園で編纂されたことに由来します。

日本に伝来したのは江戸時代中期といわれており、池大雅、与謝蕪村、田能村竹田といった南画・文人画を中心とする江戸後期の画壇や、浮世絵版画に大きな影響を与えたとされています。

授業では、テキストに沿って要所要所で芥子園画伝の描き方にも触れていきます。

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<草薙奈津子 現代語訳版上・下>

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草薙奈津子さんの現代語訳版は、古本屋さんや、ネット通販で入手可能です。
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