2017年01月19日

「枇杷」を水墨画で

1月18日の東京千代田教室は「枇杷」でした。

枇杷は中国原産で日本には古代に持ち込まれ、欧州や南米には日本から伝わったそうですが、栽培していない地域もあるようなので、枇杷は『東洋』のイメージが強い果実かもしれません。

また果実、葉と共に身体に良い成分が多く含まれているため、「大薬王樹」とも呼ばれているそうです。
病の苦しみから人を救ってくれる枇杷は、ありがたい天からの授かり物です。
昔から、自分のために、また大切な誰かのために、祈りを込めて描かれてきたのでしょう。

さて、枇杷の実は、教科書では3タイプの描き方が紹介されています。

没骨法で描く場合は、椎茸の描き方を思い出してください。
水分は少し多めに、紙にぎゅっと筆を押し付けて描くのではなく
水によって紙の上を滑らせるようなイメージで描くと良いと思います。

葉は栗の葉の描き方と同じですが、栗は葉の周囲のトゲトゲを表現するために、葉脈を葉からやや飛び出させて描きました。
枇杷は葉脈を飛び出さずに描きます。

栗も枇杷も葉がたくさん付いています。
長細い葉で方向性がつきやすいので、同じ方向ばかりにならないように、折れ曲がった葉や裏返った葉や虫喰の葉なども織り交ぜ、変化をつけて描いてみましょう。

biwa1.jpg



<追伸>

東京の千代田教室は、2011年4月から講師を担当させていただきましたが
この2017年3月をもちまして、講師のバトンを手渡すことに相成りました。
永きにわたり千代田教室を担当させていただき、誠に有難うございました。
4月以降の教室は、東京において日本文化発信に注力されている「日本橋」に移転予定です。
詳細は、また追って報告したいと思います。
どうぞよろしくお願いいたします。




タグ:水墨画教室
posted by MASUI at 10:37| Comment(0) | 東京千代田教室