2017年04月27日

石峰寺さんの筆塚

今週末から大型連休スタート、という方もいらっしゃるでしょうか?
本日は、どこか旅行に行かれるとかではなく、京都市内でぼちぼちGWを消化したいという方に、オススメのイベントを紹介致します。

若冲のお墓があることで有名な、伏見の石峰寺さん、
年に2回の若冲作品特別鑑賞会が始まりました。

私は毎回必ずこの期間に石峰寺さんを訪れ、若冲のお墓をお参りするのが恒例になっています。

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ところで、若冲のお墓の横には「筆塚」という石碑があります。
これは若冲の遺言によって制作されたもので、この石碑に書かれた文章は『貫名菘翁』という、幕末の文人によって書かれました。

『貫名菘翁ぬきなすうおう』は、儒教者であり書家であり文人画家でした。
出身は徳島藩士で小笠原流礼式家の吉井直好の二男。
13〜14歳の頃は阿波国那賀郡黒津地村の光明寺で儒学を学んだそうです。

17歳の頃に高野山で学問に励み、書に関しては空海の書を敬慕し
画は狩野派の画法を学び、京都で当時の文人画たちと交流するうちに
文人画の技法を習得したものと推察されるそうです。



<石峰寺 若冲特別公開>

2017年4月26日(水)〜30日(日)
午前9時〜午後17時  一般1000円


その他は、こういうのもどうでしょう?


★「和漢文房四宝展示即売会」

みやこメッセ 2017年4月28日(金)〜30日(日) 主催 株式会社賛交社
「お値打ちで品質の佳いものを特別価格にて展示即売いたします。」とあります。
気に入る紙や掘り出し物が見つかるかもしれません。


★「第5回 中国蘭・一茎九花展」

みやこメッセでのイベントをチェックしていたら目にとまりました。
ちょうど日にちがズレていますが、、、。

2017年5月1日(月)〜5日(金・祝)2F 美術工芸ギャラリー
”中国文人に愛された蘭・一茎九花の花と香りを楽しめる展覧会”
四君子で習った「蘭」を鑑賞できるようです。


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2017年04月24日

季節の「花菖蒲」


京都の花は桜がもう終わり、次の主役へと移る頃合いになってまいりました。

4月23日の京都烏丸教室は、ちょうどこれから開花の「花菖蒲」。
花菖蒲はアヤメ科の植物ですが、このアヤメ科の植物には似通ったビジュアルのお花があります。
花の構造としてはどれも大差はないのですが、幾つか特徴があるので精巧にできた造花で確認していただきました。

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こういった仕組みのアヤメ科の花には、他にカキツバタ・アヤメ・イチハツ・キショウブなどがありますが、これらの見分け方をご存知ですか?

それは、花弁の元にある「蜜標」(シグナル)の部分の違いです。
「蜜標」は文字通り、蜜がある場所を虫に知らせる標。
この部分が、花菖蒲は黄色くなっています。

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また、京都ではカキツバタもメジャーですが、こちらはシグナルが白。

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(カキツバタで有名な上賀茂の太田神社は、例年GW開けが満開の頃です。)



群生の様子を描きたい時は、後ろ向きのものや斜め向きのものなど、バリエーションを揃えてみましょう。

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みなさんのお稽古の様子です。
最初は没骨法の運筆に苦戦していましたが、授業の後半にはコツを習得されたようです。

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来月は5月28日(第4日曜日)会議室11です。





タグ:水墨画教室

2017年04月22日

水墨画の技法「筋目画き」


MASUI×GACCOH 水墨画ワークショップ 第三十回「筋目画き・鯉」

次回の技法は「筋目画き」です。
昨年の若冲生誕300年企画で、何度か取り上げた技法ですが
やはり「筋目画き」は外せない、ということで、また若冲先生の絵をお手本に
鯉に挑戦してみたいと思います。(ウロコを筋目画き)

ちなみに昨年は龍のウロコを筋目画きで描きました。
その時のリポートはコチラです。

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◆日時:2017年5月20日(土)14:00-16:00

◆場所:京都出町柳 GACCOH(京阪電車「出町柳駅」2番出口・市バス『出町柳駅前」より徒歩5分)

◆参加費:一般:2,500円 / 高校生以下:1,500円 (画材費込み 道具はすべてこちらで用意)

◆参加方法:こちら専用HPの「お申込みフォーム」からエントリーをお願いします。

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京阪出町柳駅2番出口を出て(左角はファミリーマート)右へ(東へ)約3・4分、
自転車屋さんの脇の細い路地を右折、突き当たりを右折すぐ左手にあります。
お向かいは、赤い壁のゲストハウスです。





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2017年04月17日

山水画の展覧会

鹿ヶ谷の泉屋博古館で「楽しい隠遁 山水に遊ぶ―雪舟、竹田、そして鉄斎―」展が開催中です。


日本を代表する文人の山水画や、中国の文房具が展示されています。
作品の展示数は多くはないですが、山水画ばかりを集めた貴重な展覧会だと思います。

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私が行った日は、ちょうど古印作りのワークショップをやっていました。
皆さん一文字を彫ってらっしゃいましたが、私はダメ元で二文字にした結果、あまり芳しくない出来栄えになってしまいました。。。

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暖かくなってきたとはいえ、風邪が流行しているようです。
健康管理にはどうぞ抜かりなく。


2017年04月16日

水墨画の技法「破墨法」

4月15日のMASUI×GACCOH 水墨画ワークショップ 第二十九回は「破墨法・山水」でした。

「破墨法」とは先に描いた色調を「破る」こと。
先の墨が乾かないうちに、違う階調の墨色を差し、絵に立体感や生動感を与える描法です。

今回は雪舟の破墨山水図をお手本に抽象的な「山」に挑戦してみました。


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この春からピカピカの小学校一年生になったSちゃんが、ワークショップに戻ってきてくれました。
新しい春を迎えて意欲も満々です。
山と同じ描き方で「かき氷」も試していただきました。

雪舟の破墨山水図は、かすれがあることから、スピード感を持って描いてあると思われます。
躊躇せずに筆を置く、、、1年生のSちゃんは、我々大人が戸惑ってしまうことも
難なくやって見せてくれました。

京博で開催中の海北友松展でも、抽象的な山水が出品されていたので、行かれる方は注目してみてください。

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次回は、5月20日土「筋目画き」です。
また若冲先生にお世話になります。


posted by MASUI at 10:32| Comment(0) | GACCOHワークショップ

2017年04月14日

桃山の巨匠

京都国立博物館
開館120周年記念特別展覧会 海北友松(かいほうゆうしょう)
2017(平成29)年4月11日(火)〜 5月21日(日)


公式サイトはコチラ

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武家出身で狩野に学んだのち、自らの画境を切り開いた
桃山時代を代表する巨匠の展覧会です。

新発見・初公開の作品や、海外から久しぶりに帰国した作品、さらには、
狩野永徳に師事したこともあって、永徳筆の大徳寺聚光院の襖絵も展示されています。

桃山という時代背景ゆえ、ビッグサイズのど迫力の絵が並びます。
もちろん、建仁寺にレプリカが常設されている「雲龍図」も。
龍の作品がたくさんありましたので、友松ファンのみならず龍の愛好家の方にもオススメです。

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また、武道の鍛錬が筆さばきにも影響を与えているのだろう、と思わせる
鋭く軽妙な梅の筆致や構図がカッコ良すぎます。

ぜひどうぞ。


今なら、鴨川沿いの桜が目一杯満開で、桜吹雪が楽しめます。

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タグ:展覧会
posted by MASUI at 16:28| Comment(0) | トピックス

2017年04月07日

4月の京都烏丸教室

4月23日(第4日曜日)は、教科書「いろいろな花を描く」から『菖蒲』の描き方をご紹介します。

菖蒲の開花時期は、ゴールデンウィーク後なので、ちょうど絶妙に開花前に授業が巡ってまいりました。
ぜひ描き方を覚えて、開花を待っていただきたいと思います。

4月23日(通常どおり第4日曜日)2階ビデオシアター
5月28日(通常どおり第4日曜日)地下会議室11


4月は第5日曜日まであるので、30日と間違えないようにお願いします。


さて、やきもきしながら桜の満開を待っておりますが、今日から週末にかけては雨の予報が出ています。
桜、、、どうなるでしょうかね。

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タグ:水墨画教室