2015年09月21日

円相と円窓

9月20日のMASUI×GACCOH水墨画ワークショップは『円相』でした。

前日からシルバーウィークが始まったこともあり、遠方から足を運んでくださった方が多く、神奈川、京都、兵庫から大学生さん3人の参加もあり、水墨画愛好家の年代の幅広さを実感させていただきました。

今回はすごくシンプルに円がテーマでしたが、
やはりシンプルなものほど難しかったりするもので
まずは、基本の蔵鋒・露鋒の練習とグラデーションの作り方、
そして晴竹で直線の練習をして、筆や墨の扱いに慣れていただき
リラックスした状態で一番最後に「円相」を描いていただきました。

何かを描く時に、筆を立てて描く(蔵鋒)のか、それとも倒して(露鋒)描くのか
この2大筆法を最初にキチンと把握していただくことは大切だと感じます。

筆を立てるか倒すか、というのは、そんなにややこしい筆法ではないのですが
初めての方は、いざ描き始めると意識が飛んでしまって
思っていたのとは違った結果になりがちなのです。

enmado_gaccoh.jpg


「円窓」とは禅寺にある、円くくりぬかれた窓のこと。
これに見立てた、円い枠の中に絵を描きます。
四角い紙に描くのとは構図の取り方が違ってきますが
円窓の色紙に描いてみると、シンプルなモチーフでもよく映えます。


enso_gaccoh.jpg


円相は、描き始めは墨も水分もたっぷりあり力強く(生命感があり)、
書き終わりになるにつれ、徐々に墨がなくなりカスレて(枯れて)くるので
人の一生を表すそうです。

20代から60代まで、大胆な線や濃い線や優しい線など、ひとそれぞれ様々な円相に。
せっかくなので、傍らに禅の言葉や座右の銘も書き添えていただきました。
今回も大いに楽しんでいただけたようです。


さて、次回は11月1日(日曜日)です。

この時期は京都国立博物館で「琳派京を彩る」展の真っ最中なので
MASUI×GACCOH水墨画ワークショップも琳派モチーフを企画しています。
ぜひとも午前中は京博→午後から出町柳でワークショップ
のコースをお楽しみください。
posted by MASUI at 08:38| Comment(0) | GACCOHワークショップ
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。