2015年11月02日

琳派シリーズのフィナーレ

MASUI×GACCOH水墨画ワークショップでは、今年の1月から「琳派生誕400年祭」にちなんだ画題で開催してきましたが、11月1日はその琳派シリーズのフィナーレ「鶴図扇面」でした。

開催中の「琳派京を彩る」展を代表する作品である、本阿弥光悦と俵屋宗達のコラボによる「鶴図下絵和歌巻」。
まさに「琳派の顔」ともいうべき鶴を、鑑賞するだけでなく私たちなりに水墨画で描いて楽しみましょう、という企画でした。

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この鶴はできるだけ少ない筆数で没骨法で描けるよう、私がアレンジしたものです。
まずは、鶴の首の太さの線を描く練習、線の途中から力を加えてお腹部分を太くする練習。
次に、いつものようにグラデーションの作り方を学んでいただいてから、一筆で翼を描く練習。
翼の先端をキレイな形にするのが1番のミソになります。
今回は、皆さんパーツごとの練習を念入りにされていたので、最後にはクリアできていました。
↓水墨画は全く初体験の方の作品です。

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ドイツからのお客様は、ご夫妻でドイツ国内でsumi-eを学ばれており
「日本で水墨画を学べるなんて、またとないBIGチャンスだから」と
当日の夜のフライトで帰国するという、タイトスケジュールにもかかわらず参加してくださいました。

私が持参した扇面画の資料を熱心に撮影されている様子や、お二人の笑顔を拝見しまして、楽しんでいただけたようで安心しました。

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そして、俵屋宗達の家業が扇子絵の制作もしていたことにちなんで、扇面にも挑戦していただきました。
お二人の扇面画。「余白はとても大切なんだ」と、さすがのコメントです。

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例えば一羽だけ描くならば、一辺13センチのミニ色紙に描くのもいいと思います。
紙製の掛け軸風色紙飾りも安価で市販されているので、お正月に飾って楽しむこともできます。

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今回も、奈良、大阪、東京、京都、そしてドイツ、と遠方からお越しいただきありがとうございました。
この直後、京博へ駆けつけるという方も。
参加者の皆様は、まだご覧になってない方ばかりでしたので、ぜひ観に行って、そしてまたご自宅でも描いて楽しんでいただけたら嬉しいです。

ところで、正徳6年(1716)は、尾形光琳が亡くなり伊藤若冲が誕生した年です。
したがって来年2016年は若冲生誕300年記念の年になります。
次回新春1月からは、年間を通じて若冲作品の模写や、若冲にちなんだ画題のワークショップを企画しております。



posted by MASUI at 10:49| Comment(0) | GACCOHワークショップ
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