2015年12月05日

水墨画で年賀状

12月5日のMASUI×GACCOH 水墨画ワークショップは「猿&年賀状」でした。

2016年は伊藤若冲生誕300年記念でもあり、若冲の描いた手長猿があまりにも可愛いので、急遽、干支の猿を描くワークショップを企画しました。
お手本となるのは、若冲筆の猿に加え、漫画の原点と言われる鳥獣戯画絵巻に登場する猿です。
若冲の猿は手長猿、鳥獣戯画は日本猿がモデルになっています。

saru3.jpg

猿の毛を表現するには、筆の穂(毛の部分)の水分を少なくして(渇筆法)、穂先をバラけさせ(割筆法)、
猿の毛並みに合わせて、毛の長さや方向を考えながら描いていきます。

若冲の猿は、まず淡墨で全体的に墨を入れ、そのあと中墨でにじまないよう割筆で重ねていくと体毛の密集感が出ました。
重ねて描くとはいえ、若冲画は、できるだけシンプルな運筆、濃中淡の墨色が明確なのが特徴です。

鳥獣戯画の猿は、まず画仙紙に形のバランスを取りやすいであろう描き順で、線の強弱や途切れの部分を確認しながら練習し、そのあとハガキに上げ写し→臨写をしていただきました。

saru2.jpg


本日は、そのまま年賀状として活用できるよう、ハガキに描く時間を多めに取ったので、皆さんじっくり集中して描きあげてくださいました。

saru1.jpg

ところで、手長猿は、東南アジアの森林地帯に生息していますが、現在は絶滅危惧種に指定されています。
京都市動物園には、テナガザルの体毛が黒い女の子のクロマティーちゃんと、白い男の子のシロマティーくんがいます。
機会があれば見に行ってみてください。
とてもキュートです。

zoo.jpg


さて、来年は若冲イヤーなので、年間を通して若冲がらみの画題を企画しています。
次回は1月16日(土)、新春らしく鶴を描きます。
ぜひご参加ください。




posted by MASUI at 22:02| Comment(0) | GACCOHワークショップ
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