4月7日のMASUI×GACCOH水墨画ワークショップのテーマは「玄鳥至(つばめきたる)」。
柳に燕を描きました。
玄鳥とは燕のことで、七十二候では4月5日前後に、越冬した燕が南から日本にやってくる時期のことを言います。

今回のポイントは、柳の葉を描く時の直筆の運筆と、燕の翼の側筆から直筆へ移行する運筆の練習でした。
燕は、紙飛行機を飛ばした時のように、風を切りながら飛びます。
風に乗ったスピード感を表すには、翼の先端や尾をやや掠れさせると良いです。


ところで、日本で燕は個体数が減少しているのだとか。
原因は、西洋家屋が増えて、巣を作る場所が少なくなったこと
巣を作っても人の手で壊されてしまうこと
餌や巣作りに適した、自然や農耕地が減少したこと
など、他にもいくつか原因があるそうです。
日本野鳥の会のサイトに、燕の現状や調査結果など詳細が記載されています。
https://www.wbsj.org/nature/research/tsubame/decrease.html
さて、来月5月13日(日曜日)は「麦秋至」がテーマです。
麦を描く練習をします。
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