2019年06月22日

月下美人


京都府立植物園に行ったら、偶然にも『本日月下美人が咲きます』とのインフォメーションがあったので園内の温室へと足を運びました。

月下美人は「真夏の満月の夜に一度きりしか咲かない」という逸話を聞いたことがあったのですが、実はこれは間違いで、満月でなくとも咲くのだそうです。
しかし小さな株だと一回しか咲かないこともあるそうなので、やはり咲き姿を拝めるのはかなり幸運なことと言えるでしょう。


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植物園の昼夜逆転室は夜のような暗室になっていて、夜に咲く花が何種類か栽培されています。
しかし真っ暗な屋内だからなのか、作り物めいた感じがしないでもありません。

私はずいぶん前に一度だけ夜空の下で、偶然に通りかかったタイミングで月下美人に遭遇したことがあります。
真夏の確か夜の11時過ぎくらいのこと、当時住んでいた町の大きなお屋敷の女主人が、通りを歩く人にお披露目していた時のことです。


月が出ていたかどうかは忘れてしまいましたが、夜空の下でお目にかかった月下美人の生命力たるや、圧倒されるものがありました。植物というよりは今にも動き出しそうな動物的なオーラがありました。



京都府立植物園の月下美人情報を検索してみると、8月頃までは咲いたという情報がありましたので、もし見てみたいと思う人はこまめに情報をチェックしてみてはいかがでしょうか?

また京都市内で、ここぞ、という月下美人スポットをご存知の方がいらっしゃいましたら、ぜひ教えてください。





タグ:季節の花
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2019年06月19日

展覧会出品作品の紹介パート2


東京乃木坂の国立新美術館で開催中の『第19回国際公募国際墨画会展』の会期は折り返し地点を過ぎ、後半に入りました。

毎回、その年の「傾向」みたいなものはあるもので、今年は龍の作品、動物の作品が多く出品されていました。

私は過去を振り返ってみると、一部を除いてほとんどが花鳥画です。

今年はテーマを「夜」と決め、八重桜と蝙蝠を描きました。

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<朧桜>

華やかな八重桜は、月夜の下でもゴージャス感を出せるのではないか、とトライしてみましたが、墨色のバランスが大変難しかったです。



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<清風朗月>

水墨画のテーマとしては、蝙蝠は吉祥のモチーフです。
平安時代から発達した紙扇は、蝙蝠が羽を広げた様子が扇に似ていることから、蝙蝠扇(かわほりおうぎ)と呼ばれ、貴族が和歌を書いて贈り物にしたそうです。
「平安の月夜」を思い描いて制作しました。




国際墨画会の「sumi-eブログ」にも作品のリポートがアップされていますので、ぜひチェックしてみてください。





タグ:展覧会
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2019年06月18日

展覧会出品作品の紹介パート2


東京乃木坂の国立新美術館で開催中(火曜日は休館)の『第19回国際公募国際墨画会展』では、展示会場内で来場された方がどなたでも無料で参加できる、水墨画体験イベントを催しています。
毎回満席になる人気ぶりで、開始前には参加待ちの列ができていました。


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参加者は様々な世代と国籍、小学生のお子様から海外からのお客様まで、みなさん楽しそうに「竹」に挑戦されていました。

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さて、では京都烏丸(日曜)教室からの出品、残り5名の作品をご紹介します。



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<春が来たワン!!>下司照代 文化賞

下司さんは奨励賞に続き二度目の受賞です。
京都発祥の琳派を彷彿させるタッチで梅と犬を描かれました。
下鴨神社の「光琳梅」と呼ばれる紅梅を思い起こす梅の幹には「たらしこみ」技法が。
文化庁が京都に移転したこともあり、この絵にふさわしい文化賞受賞だったのでないでしょうか。



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<卯月花>寺田和美 奨励賞

雅な花を得意とする寺田さんらしい作品です。
強さとたおやかさがある表現で、大きな画面に咲き誇る花々は圧巻です。
色味の差し方に色気があり会場内でもひときわ華やかさを放っていました。



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<たまむすび>比嘉久美 奨励賞

比嘉さんは初めての国際墨画会展出品です。
考案の段階から何人もの美女の絵を見せていただきました。
洋服は黒の中にも墨のにじみや濃淡があり、服地の図柄を白抜きの技法で描いたり、と水墨画で描く現代の「美人画」を完成させてくださいました。



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<figure>古山由里子 奨励賞

人物の体を線で描いた、一見抽象画にも見える作品で、スピード感のある線の強弱やにじみが全体の躍動感を感じさせてくれます。会場内でも大変話題になっていた作品でした。
古山さんも国際墨画会展に初出品です。



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<鼓動>小西章仁 奨励賞

小西さんも初出品ながら、「若冲の鶏のような金魚を描いてみたら?」という無茶振りをしたにもかかわらず見事に表現してくださいました。
金魚(らんちゅう)の鱗は若冲がよく使った技法「筋目描き」で表現しています。
全紙に描かれたので実際に美術館の展示室で見ると大変迫力があり、私が会場内いる間、来客のほとんどの人がこの絵の前で足を止めて何やら談義していました。かなり注目度が高かったのではないでしょうか。



今年、麻水水墨画教室からの9人のうち、6名が国際墨画会展の展覧会に初出品でした。
みなさん挑戦してくれてありがとうございました。











タグ:展覧会
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2019年06月17日

展覧会出品作品の紹介パート1


『第19回国際公募国際墨画会展』が東京乃木坂の国立新美術館で開催中です。

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12日からスタートし、会期の半分が過ぎました。
明日18日の休館日を挟み、水曜日から24日まで残り6日間となります。

今年は海外からの応募が増え、過去最多の出品数となり
参加国では、新たにアラブ首長国連邦からの作品が仲間入りしました。


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麻水水墨画教室からは、京都の烏丸教室日曜日のクラスの方が9名出品されているので、ご紹介したいと思います。


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<山菩薩>山本氏

山本さんは、毎回山水画で挑戦しています。
今年は「菩薩」と捉えた山へと、険しい道が延々と続くような構図が印象的です。


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<生命力>桔梗さん

書を学んでいる桔梗さんは、水墨画で展覧会に出品するのは初めてです。
まっすぐに伸びる清々しい竹を、竹の生命力を歌った詩の書が引き立てています。


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<母を偲ぶ>堤京さん

堤さんも国際墨画会展へは初出品です。
険しい表現の岩と、柔和な表情のお母様の組み合わせが独創的でした。


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<西条一人旅>斎藤明日香さん

日本酒の酒蔵を訪ねた時のご自身の体験をそのまま絵にされています。斎藤さんも初めての展覧会出品です。
小さなサイズの作品ながらも、「杉玉」の繊細な表現や、のれんの文字に白抜きの技法を使うなど、とても丁寧に仕上げてくださいました。





すでに展示会場へ足を運ばれた皆様、大変お疲れ様でした。

初出品の方は、作品があの広大な展示会場に展示されているのを体験し、感想を聞いた私にキラキラした表情で答えてくれた姿が印象的でした。

今週末に国立新美術館に行かれる方も、どうぞ楽しんで、そして刺激を受けてきてください。

会期は6月24日(月)まで。最終日の入館は14時30分までとなっております。




それでは、パート2はまた後日紹介いたします。





タグ:展覧会
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2019年06月12日

第19回展本日よりスタート


『第19回 国際公募 国際墨画会展』が本日より開幕です。

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国際墨画会のブログに昨日の設営の様子がアップされています。

今後、展覧会のリポートが随時アップされていくと思いますので、国際墨画会のブログをチェックしてみてください。


京都烏丸教室からは以下の9名の作品が展示されており、国際墨画会文化賞を1名、国際墨画会奨励賞を4名が受賞されました。おめでとうございます!

下司照代さん、寺田和美さん、堤京さん、小西章仁さん、山本さん
斎藤明日香さん、比嘉久美さん、古山由里子さん、桔梗さん

スケジュール調整可能な方は是非国立新美術館へお運びください。


なお、同じく国立新美術館では会期中『ウィーン・モダン クリムト、シーレ世紀末への道』展が開催されており、国際墨画会展のDMを持参すると100円割引になるそうです。






タグ:展覧会
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2019年06月05日

平安神宮神苑


平安神宮神苑に咲く花菖蒲が見頃近くなっています。

白虎池の花菖蒲は、江戸系、伊勢系、肥後系などの日本古来の品種ばかりを集めているそうです。

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毎年年2回無料公開をしていますが、今期は6月7日に無料公開されるとのこと。

平安神宮神苑のサイトをチェックしてみてください。


ところで、ゴッホも「アイリス」の作品を描いていますが、日本の品種と違いがあるので、ゴッホのアイリスが日本でいうアヤメか?花菖蒲か?という分類はしにくいのかもしれません。
とにかくwikiによると、ハナショウブは5000種もあると言われている、と書いてあります。


日本の品種では、カキツバタは水深浅めの水中、花菖蒲は水際などの湿潤な地面、アヤメは乾燥した陸地や草原に生育します。


タグ:季節の花
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2019年05月23日

GREEN


新緑が美しい季節になりましたね。


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ちょうど今、京都、徳島、すべての教室でテキスト「いろいろな花を描く」を学んでいます。

テキストには、カリキュラムにない藤・蓮・アザミ・睡蓮などが参考として紹介されています。(藤・蓮は上級クラスで)

アザミは葉に特徴がありますが、花の部分は比較的シンプルな描き方ができるので、初心者向きの画題とされています。
テキストには描き順の画像も掲載されています。

花が咲き始めていますので、見かけたら観察してみてください。




タグ:水墨画教室
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2019年05月18日

黄菖蒲


智積院の黄菖蒲です。

もうそろそろ見頃が終わりに近づいてきました。

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若い花が寿命を終え、新しい蕾に交代している様が観察できます。

ちょうど2センチ以上もあるあ秋なクマバチが蜜を吸いにやってきてました。



もうすぐ花菖蒲、紫陽花の季節に移りますね。




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2019年05月17日

第19回国際墨画会展


『第19回 国際公募 国際墨画会展』

DMが届きました。今月の各教室で配布します。

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会期:2019年6月12日(水)〜6月24日(月)
   10:00am〜18:00pm
(入館は17:30まで。最終日の入館16:30まで)火曜日休館


会場:国立新美術館 展示室3A (地下鉄乃木坂駅直結) 入場無料


主催:一般社団法人 国際墨画会


後援:外務省・文化庁・東京都・朝日新聞社
   フジサンケイビジネスアイ
   国立中国美術学院・新華江南詩書画院・中国西泠印社



会場内で水墨画の無料体験コーナーがあります。
どなたでもお気軽にご参加できます。

13:30ー14:14 / 14:30ー15:15 /
15:30ー16:30(15,16,23日のみ)
※最終日は初回のみ


日本、アジア、ヨーロッパ、オーストラリア、南北アメリカ、アフリカ、、、世界中から集結した作品は大変見応えがあります。
ぜひお運びくださいませ。



タグ:展覧会
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2019年05月10日

氷室の池


勧修寺の氷室の池に咲く燕子花・黄菖蒲が見頃となっています。

氷室の池は、平安時代に1月2日にここに張った氷を宮中に献上してその厚さによって五穀豊穣を占ったと言われています。
人の手によってデザインされた景観というよりは、自然の雰囲気をそのまま残しているのが居心地よく、あちこちから野鳥のさえずりが聞こえてきます。

私は冬にしか行ったことがなかったのですが、今の時期もとてもいい感じ。
燕子花や黄菖蒲が、手の届く距離で観察できます。
今週末にお時間のある方は、まさに今がピークだと思いますのでお勧めします。


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