2016年01月26日

「打陀公軌」と「風神雷神図屏風」

昨年、2015年は「琳派誕生400年」ということで、京都では琳派関係の展覧会やイベントがたくさん開催されました。
その中でも京博での「琳派京を彩る」展では、風神雷神図屏風を描いた、俵屋宗達・尾形光琳・酒井抱一の三者の作品がそろって観覧できるのが、展覧会の目玉でした。ご覧になった方も多いでしょう。

その風神雷神図を俵屋宗達に依頼した人物が存在します。

「打陀公軌」ウツダキンノリ

先日、読売新聞の「謎解き人物伝」というコラムに、打陀公軌と風神雷神図について記事が掲載されていると、教室のGさんがコピーを持ってきてくださいました。

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昨年11月、我々はGさんのご紹介で、この打陀公軌像を修復される「漆芸舎平安堂」で、修復前のお像を拝見させていただくことができました。

打陀公軌」は当時の有名な織物商(そして歌人でもあったそう)で、荒廃した妙光寺の再建に協力し、その時の再興祝いに「風神雷神図屏風」を寄贈したそうです。その後、管理が難しくなって建仁寺の所蔵となりました。
「俵屋宗達」の名前を知らなくても風神・雷神は知っている人は多いかもしれません。
新聞の記事で思い出したのですが、風神様が某風邪薬のCMキャラクラーにもなっていましたよね。
そういえば私は俵屋宗達など全く知らなかった頃から、もっぱらこの風邪薬を贔屓にしてました。

〖「風神雷神」は仏教説話に登場するキャラクターで、日本でも仏画に現れ彫刻にもなってきました。
しかし、宗達の風神雷神図は、仏を守護したり雷を落としたりの来歴が抜け落ちているので、キャラクターの面白さに人々の目が向きます。
躍動的なポーズや色彩のセンスなど、現代の我々が見てもマンガのキャラクターみたいな特徴的な存在です。〗
(読売新聞より一部抜粋)

俵屋宗達については、生没年などわからないことが多いそうですが、「雷神」は宗達の自画像でもあろうか?」と想像されている美術史の先生もいらっしゃるそうです。

自分の顔に似せて描こうとしなくても、人物や動物などの「顔」は描いた人に似てしまう傾向があるので、案外そうなのかもしれませんね。

さて、「打陀公軌」の像は、「漆芸舎平安堂」さんで修復を終えたら重要文化財に指定されるそうです。
再びお目にかかれる日が楽しみです。






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2015年11月15日

「風神雷神図屏風」を俵屋宗達に依頼した人物

「打陀公範」(ウツダキンノリ)

当時の京都の豪商で、俵屋宗達の「風神雷神図屏風」の依頼主です。
大変な財力があり、スポンサーでもあったそうで、「琳派誕生」に大きな影響を与えた人物とされています。

先日の大徳寺拝観の後、この「打陀公範」像の修復をしていらっしゃる「漆芸舎平安堂」さんを訪ねました。

もともと、「風神雷神図屏風」は妙光寺にあったものが、現在は建仁寺所蔵になっているのですが、「打陀公範」像は、現在、350年余りの時を超えて、「漆芸舎平安堂」さんが「漆塗り古色剥落留修復」を施すこととなり、妙光寺さんからお預かりしているそうです。
(今ならまだ大丈夫ですと、撮影とUPの許可を頂きました)

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漆器は英語で「Japan」と呼ばれます。
世界が目標とする「塗り」の最高峰の到達点は『漆塗り』のクオリティ。
しかし、その技術も後継者不足から、いつかは途絶えてしまう日が来てしまいます。
そんな状況に「日本人はなんてもったいないことをしているんだ」と仰る海外からのお声も多いとか。

この日は、お忙しい中、いろいろなお話を聞かせてくださいました。感謝いたします。
「漆芸舎平安堂」さんではFBページで、今後修復の過程を少しずつアップされていくそうなのでチェックしてみてください。


大徳寺は、、、、紅葉がチラホラでしたが
雨で濡れた石畳と落ち葉が、いい雰囲気でした。


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2015年11月10日

sumi-e in KYOTO

麻水メインサイトの「sumi-e in KYOTO」という
京都の、水墨画に関係する場所をまとめたページがあり
最近は更新が滞っていたのですが、先日訪れた妙心寺退蔵院を追加しました。

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まだまだ少ないですが、京都の文化財を拝観する際の参考になればと思います。

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2015年10月31日

「琳派京を彩る」展に行ってまいりました

京都国立博物館で開催中の「琳派京を彩る」展に行ってまいりました。
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ここまで大きな琳派の展覧会が京都で開催されるのは初めてだということと
開催前から琳派のプロモーションやイベントがたくさんあったので
期待感は否応無しに高まっていました。

わたくしは、どうせなら風神雷神図屏風の三作品が揃う期間に行きたいと
twitterでの混雑状況や行かれた方の情報を参考にし
拝観時間が延長になる金曜日の夕方を、決戦の日とすることに致しました。

この日の混雑状況情報では午前中は入場に90分、80分待ち。
どの日も午前中は待ち時間は長い傾向にあるようです。
(係員さんの話では、朝、3時間待ちという日もあったそうです)
日も暮れかけた午後5時半頃に京博に着くと、待ち時間の案内は20分でしたが
列に並ぶと、5分ほどで入場する事が出来ました。

会場は平成知新館の3階から1階まで、仏像スペースを除いた全ての部屋で
展示がなされており、よくぞここまで集まったな、と言う感じです。

さて、すんなり入場はできたものの、展示室に入ると、やはり作品の全体像を見ることは叶わない混雑ぶりで、こればかりはもう仕方がありません。
しかし、鳥獣戯画展の時のように「立ち止まらないで下さい」という強制もなかったので、他の方にご迷惑のかからない形で、納得いくまで観覧できました。

そうこうしているうちに、あっという間に2時間経過です。
閉館まで残すところ30分となったところで、最初の方に展示されていた本阿弥光悦と俵屋宗達のコラボによる「鶴図下絵和歌巻」(鶴下絵三十六歌仙和歌巻)まで戻ると、ほとんど人が居なくて思う存分楽しむ事ができました。

残り5分で、風神雷神図屏風の部屋まで行くと、ここはまだ、人だかりの上に風神雷神の首しか見えていない状況は変わっていませんでした。
みなさん、最後の最後までこの部屋を楽しもうとされていたようです。

ところで、わたくしめの感想は、、、たくさんお伝えしたい事もあるのですが
まだご覧になっていない方の先入観になってはつまらないので
ぜひ、ご自分の感性、思考でもって堪能していただきたいと思います。

ひとつ言いたいのは、尾形光琳の「紅白梅図屏風」も展示して欲しかったな、ということ。
しかし、それはあなた贅沢言い過ぎ、と叱られるでしょうね。

あ、閉館間際になるとミュージアムグッズのレジの行列が大変なことになっておりました。お気をつけ下さい。


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10月31日現在、入場者数が10万人を超えたそうです。







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2015年10月15日

TV取材

国際墨画会の渋谷教室でTV番組の取材を受けたそうです。

放映は明日!10月16日16:00から放送の”L4 YOU”という番組で、
大人のお稽古ごとの教室のひとつとして、国際墨画会の水墨画教室が取り上げられるそうです。

NHK「土曜マルシェ」TV放映後も、かなり反響がありました。

もしこ可能な方は是非御覧になってみてください。







タグ:水墨画教室
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2015年10月09日

学生さん達の京都文化体験


10月8日、静岡県のデザイン専門学校でイラストを学ぶ学生さんが、
京都研修の際、文化体験として「水墨画」を選択してくださり
「晴竹」の特別ワークショップを企画させていただきました。

京都らしい文化として「水墨画」にスポットライトを当ててくださったこと
若い彼らが興味をもってくださったことがとても嬉しく
私にとっても大変有意義な時間を頂戴致しました。

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皆さん学校では、アクリルや水彩絵の具で絵筆を使い描いてらっしゃいますが
水墨画は初体験ということでしたので、基本の「晴竹」の描き方をご紹介しました。

説明を交えながらデモンストレーションを進めるかたわらから
「お〜」「わー」「すごい」という囁きも漏れ聞こえて来て。。。
墨という画材での表現や、特徴ある没骨法に新鮮さを感じていただけたようです。

オファーを下さった専門学校の先生も若い先生で
教育に携わる方からの支持を得られたことも、何より大切な感触でした。

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初体験とはいえ、デザインを学ぶ学生さんたちのデビュー作はどれも素晴らしい作品ばかり。
最後は色紙にそれぞれ違った表情の竹が出来上がりました。
これを機に、水墨画ならびに日本美術に親しんでいただけたら幸甚です。


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2015年10月02日

江戸の妖怪ワークショップ

『墨画妖怪づくし』〜第一回 葛飾北斎の浮世絵「百物語お岩さんを描く」

・2015年10月31日 13:00〜17:00
・参加費 3、000円 教材費 1,000円
・国際墨画会 渋谷教室(渋谷区道玄坂2−17−7新大宗ビル(フォーラム8)353号室)
・申し込みはoffice@sumi-e.tokyoまで。

京都出町柳のMASUI×GACCOH水墨画ワークショップ
京の妖怪「鵺」の回で特別講師をつとめて下さった、妖怪先生こと葉保子先生が
東京でのワークショップでも講師を担当されます。

お題は、誰もが知る、あの「お岩さん」。
お岩さんの霊と提灯が合体した、北斎ならではの発想が楽しめる画題です。


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それに加え、ハロウィンのモチーフ「カボチャ」と「コウモリ」を
水墨画の技法、三墨法・鉤勒法・割筆法を使って描くという
ハロウィン企画にふさわしく、盛りだくさんな内容となっています。

場所は渋谷。
ハロウィンパーティの前に、是非ともお立ち寄りください。
仮装のままでお越しいただいても、、、、たぶん大丈夫、、かな??


関東方面のご友人にも是非ご案内くださいませ。

フライヤーはこちらから(PDF)


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2015年09月06日

雨のいろいろ

毎日毎日雨が降っております。

せっかく涼しくなってきたので、アート散策にでかけたいところですが
朝から一日雨の休日は、やはり自宅で水墨画の練習といきましょう。

というわけで、雨の表現をいくつか紹介します。

教室でも何度か紹介したことのある「ドーサ液」や「白抜き一発液」で雨を描いたもの。
雨が白く(紙の色で)残ります。

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ドーサ液がない場合は、牛乳や豆乳でも代用ができます。

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空の分量が多い場合などは、刷毛で筆跡を残すように描いてもいいと思います。


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広重の「唐崎夜雨図」。浮世絵の雨は、線で表現する事が多いようです。


ちょうど季節の変わり目にお天気が崩れると、身体の調子も崩れがちです。
皆様、どうぞご自愛くださいませ。





タグ:水墨画教室
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2015年09月04日

宮野玄妙さんの個展

書道家の「宮野玄妙」さんが神戸メリケン波止場の倉庫ギャラリーにて、個展を開催されます。

BIRTH『創』〜内なる海を想い書する〜

大丸1︎会期日時::
2015年10月10日(土) 〜10月12日(祝)
11:00〜18:00 (会期中)
※書の師でもある剣武天真流宗家 青木宏之師
本部指導員達による「祝いの剣武」開催予定
開催日時:10月11日(日) 14:00〜

大丸1︎会  場:: 
神戸波止場TEN×TEN【土間ホール】
神戸市中央区波止場町6−5 
 電話078-351-1335


玄妙さんは国際墨画会展にも数々の名作を発表されてきました。

中国には「書画同源」という、「書」と「絵画」とは本来同じ根から発しているという伝統的な考え方があります。アーティスティックな書の世界に触れるのも、刺激になるのではないでしょうか。


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タグ:展覧会
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2015年06月26日

富士山名品展

『近代日本画 富士山名品展』

竹内栖鳳、横山大観、小林古径、片岡球子、中島千波、川端龍子らの作品が並びます。

富士山は見る場所によって表情が変わるので、同じ富士山とはいえそれぞれが違う富士山で、作家によっても趣がガラリと変わります。

JR京都伊勢丹7階 美術館「えき」KYOTOで7月20日まで。

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タグ:展覧会
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