2016年08月29日

テキスト「基礎」より

8月28日の京都烏丸教室は、カリキュラム1に戻って
テキスト「基礎」の中から、主に、筆・紙・墨など道具について、
そして、水墨画に用いられる主だった技法についてご説明致しました。

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テキスト1の冒頭は『水墨画とは』という文章から始まりますが
水墨画を学ぶことは、この『水墨画とは』とはなんぞや?
そのことを作品にどう表現できるかを、全カリキュラムを通して、、、
というより一生かかって勉強することなのかもしれません。

授業の前半では、基本の蔵鋒・露鋒の運筆と三墨法でグラデーションを作る練習、
二層画仙紙・中国単宣・楮紙・麻紙などのサンプルをお配りし、
墨色や効果の違いを確かめていただきました。

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後半では、線描きの練習として「鳥獣人物戯画」の模写にトライしていただきました。
短い時間内では十分練習できなかったと思います。
ぜひご自宅でも練習してみてください。

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本日からは、新しく3人の方がメンバーに加わり、体験に来られた方も早速来月から参加したいとのご意向がありました。最初のカリキュラムに戻りましたので、気持ちも新たに、お互いに楽しく精進してまいりましょう。

どうぞよろしくお願い申し上げます。


<追記>

道具やテキストをまとめ買いされる際には、国際墨画会の通販サイトをご利用になることができます。
チェックしてみてください。




タグ:水墨画教室

2016年08月23日

9月・10月の日程

毎日暑い日が続いておりますが皆様お変わりありませんか?

9月10月の教室の日程は通常の通りです。

9月25日(第4日曜日)会議室11
10月23日(第4日曜日)会議室11


今月8月28日(第4日曜日)は、カリキュラム1「基礎」です。
2年かけて24カリキュラムが一巡しました。

日曜日の天気予報は「曇り」で最高温度32度となっています。
刺すような日差しからは逃れられそうですが、どうぞお気をつけてお越しください。

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2016年08月08日

水墨画のための紙

暑い日が続いておりますが、今週から夏休み、という方もいらっしゃるでしょうか?
昨日7日の京都は最高気温が37℃だったそうですが、本日8日は38℃の予報が出ています。

まだまだ暑い日が続きそうですが、夏休みだけど、こうも暑くちゃ外出なんぞしていられない!という方は、ぜひ涼しいお部屋で水墨の練習を!
そして、そろそろ来年の展覧会のための題材を決めても良い時期になってきました。

いや、まだまだ、テーマ選び、、、いまひとつ絞りきれない、、、という方は
今まで描いたことのない様々な紙に描いてみるのも良いかと思います。
教室で学んだ画題でも、紙を変えることによって、まったく違った雰囲気になることがあります。


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上は画仙紙ですが、教室の和画仙とは違うタイプのもので、筋目は出なく、墨と墨が重なった部分が重色として残ってしまうというクセがあります。
重色部分をうまく活かせるような描き方ができれば効果的ですが、滲みにくいので、少し硬い印象になりやすいです。
逆に、線描きや繊細な描き込みをするモチーフには向いています。

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次は「唐紙」といって竹の繊維でできている紙です。
デリケートなので破れやすく扱いづらいですが、同じように描いたのに全然違う結果になります。
滲みをうまくコントロールできれば、水墨らしい柔らかな印象になります。

水墨画のための紙は無数にありますので、この夏休みは、自分の感性や描きたいモチーフに合った紙を探してみるのはいかがでしょうか。

さて、次の教室の予定は 8月28日(第4日曜日) 9月25日(第4日曜日)です。

8月からカリキュラム1「基礎」に戻ります。
8月28日前半は、テキストに沿って、紙や道具、基本的な技法の名称などのお話をします。
後半は、線描きの練習として「鳥獣戯画」の一部分を模写します。

タグ:水墨画教室

2016年07月25日

自由な風景画を描く


7月24日の京都烏丸教室は、24カリキュラムの最終「自由な風景画」を描くでした。
半年かけて、風景画のための様々な表現を学びましたが、7月で総括ということになります。

それぞれが描きたい風景のスケッチや写真を持ち寄り、自由に描いていただきました。

石、草、木、砂、建物、季節感、乾・湿、など、様々な要素を一枚の作品にまとめ上げるためには、調和、あるいはコントラストが必要になってきます。

また、絵の中で何を一番表現したいのか?
ただ目の前の風景を写すだけではなく、「魅力ある見せ方」の工夫が必要になってきます。

スケッチに出かけるには、時間や場所のやりくりが大変ですが
普段から、外出先では、絵にしたらどうなるか?と想像しながら撮影すると良いと思います。

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さて、来月は8月28日(第4日曜日)会議室11です。
カリキュラム1に戻り「基礎」から再スタートです。

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2016年07月13日

雨・雪

今週はジメジメ天気が続いております。
祇園祭が近づく頃の蒸し暑さは京の伝統、とも言えますが
ひょっとして何代も続く生粋の京都人なら、対応できるDNAが組み込まれているでしょうか?

さて、先月の「雪景色」の授業ではドーサ液を試していただきましたが
うまく白抜きにならなかったのは、時間内に完全にドーサ液が乾ききらなかったのが原因かもしれません。
一晩時間を置くなどして、十分に乾かしてから再試行してみてください。
また、ドーサ液を使う筆は別にした方がよいでしょう。

下、雨竹はドーサ液を使いました。

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雪竹、牛乳で代用しました。

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さらに、空をダークにすると雪がより浮き出てきます。夜のイメージです。
裏側の方が雪がくっきり出ていました。

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ちなみに牛乳や豆乳を利用した場合、、、10年後、20年後の紙の劣化状態は未確認です。

この季節、雨に濡れた竹を写真に収めておくのもいいと思います。


タグ:水墨画教室

2016年07月11日

水墨画で風景を描く最終章

京都烏丸教室7、8月は通常通りの予定です。

7月24日(第4日曜日)会議室11
8月28日(第4日曜日)会議室11



京都烏丸教室では、半年かけてテキスト「山水画」で、木々、岩、山、建物、雪景色、と学んできました。
今月は、今までの総まとめ、どんな風景を描いても構いません。
みなさんがご自分で描かれたスケッチをもとに、水墨画に仕上げていただきます。

最近入会し水墨画を始められて間もない方、スケッチの仕方や描き方にも戸惑っていらっしゃる方は、描いてみたい風景の写真、スケッチブック(F6サイズが適当だと思います)、鉛筆(2B・3Bくらいが使いやすいかと)、練り消し、をご持参ください。
写真を見て直接作品を描くのではなく、まずスケッチブックに落とし込む練習をしていただこうと思います。

スケッチを準備できた方、これからスケッチに行かれる方も、記録・記憶の補填のために同じアングルのや、部分的にズームアップの写真もあるといいでしょう。


そして、今月は24カリキュラムの最終です。
今まで学んだ画題で、わからない点があった方、遠慮なくお申し出ください。

なお、8月からはカリキュラム1、テキスト「基礎」に戻ります。
水墨画の用具(紙・硯・墨・筆など)のことや、基本の筆法のことなどが掲載されており、入門編となる1冊です。
まだお持ちでない方はご準備ください。
(テキストをセットまとめて買われる方はこちらの通販サイトでお買い求めください)

それでは、蒸し暑い日が続いておりますが、野外スケッチに行かれる際は暑さ対策はご十分に^^。



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タグ:水墨画教室

2016年06月27日

水墨画で雪景色を描く

6月26日の京都烏丸教室は「雪景色」でした。
水墨画で描く風景画には、やはり雪景色は外せません。

テキストの古民家の画像をお手本に、前半ではいつも使っている和画仙に、そして後半は麻紙に描いて違いを確認していただきました。

今日は皆さんの習作をスナップ。

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雪景色ということで、ドーサ液を使って雪を仕込んでいただきました。

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雪の空が、どんどん進化して暗雲になり、そして龍が登場

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いろいろと試すうちに、刷毛の使い方や、麻紙の特性もわかっていただけたのではないかと思います。


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タグ:水墨画教室

2016年06月26日

京都烏丸教室から出品作品その2

東京渋谷教室で出品を終え、4月から京都に移籍されてきたSさんの作品です。
現在は彫刻を学ばれながら、水墨画にも取り組んでいらっしゃいます。
クセのある幹のうねりを表現した筆致が印象的でした。
梅の木の造形ぶりは、彫刻心を刺激する要素があるのかもしれません。

<白梅>
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同じく昨年東京から移籍後、京都でカリキュラムを消化し講師資格を取得されたKさん。
この春からオランダに渡り、現在はアムステルダムで認定教室を開校されています。
工筆画(細密画)で、かなり描き込まれているものの、絶妙な色調で軽やかさも感じます。

<藤花孔雀図>中国美術報社賞
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(※部分)


最後にわたくしの作品です。

<鳴門>
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<夏の譜>
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さて、出品された方々は、展覧会場で自分の作品をあらためて見つめ直し、来年の新たな目標を捉えられたようです。

6月も終わりに近づき、今年ももう半分が過ぎ去ってしまいました。
焦る必要はありませんが、テーマ選びに関しては「早すぎる」ということはありません。
また、来年の初チャレンジャーも歓迎いたします。
タグ:展覧会

2016年06月19日

水墨画で雪景色を描く

今月の京都烏丸教室は、通常どおり6月26日(日) 地下会議室11です。

山水画(風景画)のテキストも、あと残り2カリキュラムとなりました。
今月は、「雪景色」で、来月は『自分でスケッチした風景を水墨画で描く』でラストです。

水墨画で雪景色はよく描かれるテーマです。
グレーの空、白い雪、黒く濡れた木々、湿っぽい空気、など、現実の風景が水墨画っぽく見えることもありますよね。

風景画の空(または海)など、大きな面を染めたりぼかしたりする時にはよく「刷毛」を用います。
今月の授業でも刷毛を使って練習しますので、忘れずにお持ちください。
持っていない人はお貸ししますが、1000円前後で買えるものもあるので、この機会に購入されてはいかがでしょうか。


※教室の1日体験をご希望の方※
常時使っている教室は20人定員ですが、予約のシステム上18人の教室に変更になる月があります。
3月以降は、体験希望のお問い合わせを多数頂戴しています。
座席数の関係がありますので、すでに見学&体験を予約された方のキャンセルは、お手数ですが早めにご連絡をお願いいたします。
(現在は在籍者の人数が増えたので、座席の確保上、体験希望の人数を制限させていただいています。必ずメールでお問い合わせください。)
以上、どうぞよろしくお願い申し上げます。


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第16回 国際公募 国際墨画会展 外務大臣賞 東京渋谷教室S先輩の作品です。




タグ:水墨画教室

2016年06月17日

京都烏丸教室から出品作品

第16回 国際公募 国際墨画会展の会期もあと残すところ4日半(20日16時まで)となりました。

今年も応募数は昨年の記録を更新、中でも初出品の方がグンと増えたと聞いています。
京都烏丸教室からも3名が初挑戦されました。嬉しいかぎりです。

それでは、皆さんの作品をご紹介したいと思います。

<直心>奨励賞
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Tさんは、昨年に引き続き虎を描かれ、今年はさらにスケールアップ、迫力アップで奨励賞を受賞されました。
会場で拝見すると、他の作品を睨みつけ威嚇しているようなスゴ味がありました。


<Dogs have come!>奨励賞
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Gさんは、今年もキャラクター性のあるモチーフをうまく使いこなした独自の作風で奨励賞を受賞されました。
この絵のために縦長の半切サイズあり、と思わせるような構図でした。


<春陽>
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今年初出品のMさんは、クラシックなモチーフの猿で出品されました。
猿の毛のタッチが秀逸で、小鳥との対話も聴こえてきそうな作品です。


<雨あがる>
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Wさんも初出品。タイトル通り、余白の空に爽やかな風を感じるような、紫陽花の軽快な表現と雀がベストマッチです。
作品の筆致、余白、モチーフ、タイトル、のバランスが見事でした。


<無>奨励賞
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Yさんは、初出品とは思えない貫禄のある作品で初出品ながら奨励賞を受賞されました。
昨年の展覧会で中国山水に感銘を受けられたそうで、一年かけて研究を重ね独自の山水を完成されました。



皆さん、長い時間をかけての成果が現れた作品ばかりでした。
心よりの敬意を表したいと思います。

タグ:展覧会