「野菜」の後半、蓮根・唐辛子・蕪・ラディッシュ・大根・麦、と
先月と今月で11種類もの野菜の描き方を学びました。
野菜を主題に絵を描こうとするとき、たくさんの表現方法がありますが
水墨画ほど、単純、明快にして、その本質を捉えようとする表現方法は他に見当たりません。
簡単な一筆の運筆で唐辛子になったり、胡瓜になったり、
筆にグラデーションを仕込むだけで、かぼちゃや蓮根の立体感が表現できたり、
穂に濃中淡のグラデーションを作り、筆を倒して左半分をクルンと、
そして穂の向きを変え、右半分をクルンと。
椎茸の傘はたったそれだけなのに、いしづきを描き加えるとまさに椎茸に見えたりします。
野菜はあっという間に描けるので、練習も楽しく果取るのではないでしょうか。

さて、、、、
千代田教室を担当させていただいた6年間もあっという間でした。
お仕事が終わってから、という平日のお忙しい時間に毎月通ってくださった皆様、誠に有難うございました。
千代田教室は、今春日本橋に開講する渡邉由杉先生の認定教室に合流するかたちとなります。
渡邉由杉先生は、千代田教室に長年通い講師資格を取得された方で
神奈川県川崎市でも認定教室を主宰されており、また、ワークショップも開催されたり、と
とても熱心に活動されている先生です。どうぞよろしくお願いいたします。

千代田教室の皆様、ではまたいつかお会いできることを楽しみにしています。
日本橋のビルの谷間にある福徳神社では、冷たい雨の中で白梅が満開でした。
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