2017年03月20日

水墨画の技法「三墨法」


3月18日のMASUI×GACCOH 水墨画ワークショップ 第二十八回は「三墨法・竹(竹)」でした。

昨年は若冲生誕300年ということで、1年を通して若冲の絵をお手本にしましたが、2017年度のワークショップは『技法』に焦点を当てて開催します。

水墨の技法はたくさんありますが、呼び名や描き方を知れば、展覧会や文化財を観るときにも楽しさ、好奇心が倍増するのではないでしょうか?

ということで、初回は「三墨法」。
筆の穂の中に濃中淡の三段階の墨色を仕込みグラデーションを表現する、日本的な水墨画を描く際には欠かせない基本の猫法です。


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モチーフは「竹」です。まっすぐな竿にグラデーションで立体感を出す、わかりやすい画題です。
筆を立てて描く「直筆」、筆を倒して描く「側筆」も、学んでいただきました。
初めて水墨画を描く時、「竹」は、このような基本の技法・筆法をわかりやすく知ることができます。

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この日は、文化人類学を勉強しているという留学生の方も来てくださいました。
皆さま、2枚目を描く頃にはすっかり上達して、素敵な作品が出来上げてくださいました。
ご参加ありがとうございました。


次回は4月15日(土)で、『破墨法』です。



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2017年02月23日

水墨画の技法いろいろ


MASUI×GACCOH 水墨画ワークショップ 第二十八回「三墨法・竹」

2017年の水墨画ワークショップのメニューが決まりました。
今年は一年を通して水墨画の様々な技法にチャレンジしてみます。

3月  「三墨法」 
4月  「破墨法」 
5月  「筋目画き」
6月  「破筆法」
7月  「溌墨法」 
8月  「たらし込み」
9月  「両隈法」 
10月 「外隈法」
11月 「乱針法」 
※予定

3月18日は、テーマの初回ということで、基本の「三墨法」を取り上げます。
穂の中に濃中淡の三段階の墨色を仕込んで、一筆でグラデーションを表現する描法です。
モチーフは「竹」の他にも、「三墨法」を使って簡単に描けるものをご紹介いたします。


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◆日時:2017年3月18日(土)14:00-16:00

◆場所:京都出町柳 GACCOH(京阪電車「出町柳駅」2番出口・市バス『出町柳駅前」より徒歩5分)

◆参加費:一般:2,500円 / 高校生以下:1,500円 (画材費込み 道具はすべてこちらで用意)

◆参加方法:こちら専用HPの「お申込みフォーム」からエントリーをお願いします。


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2016年12月04日

干支の「酉」を描きました

12月3日MASUI×GACCOH 水墨画ワークショップ 第二十七回は「年賀状・酉(とり)」でした。

若冲の鶏は、早々に7月に開催いたしましたが、今月は年賀状ということで、小さな画面にも描けるよう、簡略化した可愛い鶏を描いていただきました。

この日は、参加者全員が女子で大いに盛り上がり、
そんな楽しい雰囲気が作品にも反映されたようです。

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まずは、小さく描きやすいように、いつもよりは滲みの少ない画仙紙に練習、
そして、実際の年賀状サイズの紙に仕上げ。

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ひよこちゃんのアップも、とても可愛く仕上げていただきました。

さて、今月で2016年のワークショップは全て終了致しました。
京都市内はもとより、大阪、奈良、兵庫、東京、神奈川、バルセロナ、など遠方からも
年間を通じてたくさんの皆様にご参加いただけましたことを、心より感謝いたします。


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2016年11月23日

水墨画で来年の干支「鶏」を

MASUI×GACCOH 水墨画ワークショップ 第二十七回「年賀状・酉(とり)」

今年最後のワークショップです。

「鶏」は、すでに7月に若冲をお手本にして開催したのですが、今回は年賀状ということもあり、小さい画面にで描けるようにシンプルなお手本にいたしました。
新年最初のご挨拶、受け取った方がほっこり、にっこり、なるような絵がよろしいのではないかと。

いつもと一味違う年賀状を、という方、ぜひご参加ください。

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◆日時:2016年12月3日(土)14:00-16:00

◆場所:京都出町柳 GACCOH(京阪電車「出町柳駅」2番出口・市バス『出町柳駅前」より徒歩5分)

◆参加費:一般:2,500円 / 高校生以下:1,500円 (画材費込み 道具はすべてこちらで用意)

◆参加方法:こちら専用HPの「お申込みフォーム」からエントリーをお願いします。

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2016年11月20日

若冲の「野菜」に挑戦しました

MASUI×GACCOH 水墨画ワークショップは、今年2016年、伊藤若冲生誕300年企画として、年間を通じて若冲先生の作品をお手本にワークショップを開催してまいりましたが、いよいよフィナーレとなりました。

若冲といえば錦市場、そして若冲が青物問屋出身だったということで、トリは「野菜」です。

今回は、いつもの出町柳GACCOHを飛び出し、錦市場と関連のある「京町家 錦上ル」さんを特別にお借りしての開催となりました。

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まずは、基本の運筆の説明から。
自分の描きたいモチーフにより近づけるために、基礎的な技法を学ぶことはとても大切です。
筆を立てて描く、筆を寝かせて描く、単純なことですが、これを意識するとしないとでは結果が変わってきます。
そんな運筆の練習をしながら描き上げることができるモチーフを、幾つかピックアップしました。

今回は、10名の参加者のうち、半数の方が水墨画初体験の方でしたが、野菜はシンプルなモチーフなので馴染みやすかったのではないかと思います。

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ワークショップ後の、錦市場の抹茶わらび餅と、「煎」という「和食に合う」をコンセプトに開発された珈琲と、皆様存分に楽しんで頂けたご様子でした。

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この度の記念すべきワークショップにご参加いただいた皆様、誠にありがとうございました。

そして、今回の企画では大変お世話になった、京都文化協会と錦上ルのスタッフの方々には、この場をお借りして心よりお礼を申し上げます。

さて、今年の若冲企画は無事終了しましたが、リクエストがありましたので、12月3日(土)急遽「年賀状」のワークショップを開催いたします。詳細が決まり次第ご報告いたしますので、ぜひチェックしてください。

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2016年10月22日

錦市場と若冲の野菜

MASUI×GACCOH 水墨画ワークショップ 第二十六回「若冲の野菜」

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若冲生誕300年の2016年も残すところ、あと2ヶ月あまりとなりました。
MASUI×GACCOH 水墨画ワークショップでも、今年最後の画題です。

今回は、伊藤若冲が錦市場の青果問屋出身だったことにちなみ
錦市場と連携をし、京文化の発信・普及をしている京町家施設「京町家 錦上ル」にて開催します。
水墨画を描いた後は、錦市場の抹茶わらび餅をいただき、錦と若冲、双方を楽しんでいただくという特別企画です。

京都は秋から若冲関連の催しが目白押しで、錦市場でも今月まで、若冲作品をプリントされた店舗のシャッターがライトアップされるナイトミュージアムが開催されています。

「京町家錦上ル」さんは、そのイベントを手掛けられた京都文化協会さんが運営していらっしゃいます。

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※お二階の掘りごたつのお部屋をお借りする予定ですが、参加者が少ない場合は、別のお部屋に変更になる可能性がございます。

4月の開催予定が急遽延期になってしまいましたが、11月19日に開催できる運びとなりました。
芸術の秋、秋の京都にふさわしいロケーションでの特別開催となりますので
ぜひご参加くださいませ。

画題の「大根」は、あの「果蔬涅槃図」をお手本に!
他の野菜は、若冲の描いたものとは少し描き方が違いますが
基本の運筆をわかりやすく学べるようなお手本にしています。

「運筆の練習をしているうちに野菜が描けた」といった感じで
どなたでも簡単に描ける初心者向けの画題です。


◆日時:2016年11月19日(土)14:00-16:00

◆場所:「京町家 錦上ル」京都市中京区麩屋町通錦小路上ル梅屋町480(錦市場の麩屋町通り交差点を北に徒歩約1分)

◆参加費:3,500円(材料費、デザート&お茶代込み。道具もこちらでご用意しておりますので特に必要なお持ち物はございません。)

◆参加方法:こちら専用HPの「お申込みフォーム」からエントリーをお願いします。


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2016年10月16日

若冲の「菊」に挑戦しました。

2016年若冲生誕300年企画、MASUI×GACCOH水墨画ワークショップ第7弾は「若冲の菊」でした。

10月15日は、とても気持ちの良い秋晴れの土曜日となり、
兵庫県や、神奈川、東京と、遠方からもお越しいただき有難うございました。

若冲の水墨画の菊といえば、「筋目画き」の技法でよく紹介される
まあるいピンポン菊をご覧になることが多いかもしれませんが
今回のお手本となるのは「菊と蜻蛉図」の、我々がこの時期一番目にする、代表的な形状の菊です。
この菊も、絶妙な加減の筋目画きで、花弁が表現されています。

まずは、基本の直筆・側筆の練習と、筋目描きの練習を。
筋目描きは、一番わかりやすい葡萄の粒を描いて、実験していただきました。

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「イカ」「ブドウ」にも来てくださった5歳のSちゃん、今回も3回連続で参戦です。

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せっかくなので、スタンダードな菊の描き方もご紹介し
若冲の菊と描き比べていただきました。
菊は少し難しい画題でしたが、皆さんとてもスムーズに、素敵な作品を仕上げてくださいました。

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さて、来月は11月19日「野菜」がテーマです。
今年1月から始まった若冲シリーズも終わりに近づいてきました。すでに募集が始まっております。
ワークショップに参加される方は、水墨画初体験の方がほとんどです。
どうぞ、お気軽にご参加ください。

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2016年09月28日

若冲の水墨画「菊」


MASUI×GACCOH 水墨画ワークショップ 第二十五回「菊」

菊は我々日本人には、とても馴染みの深い花ですね、

菊は奈良時代に中国から薬用として伝来したそうです。
江戸時代には園芸が盛んになり、品種改良で何種類もの菊が誕生しました。

また、水墨画では「四君子」の一つとして、古来から取り上げられることの多い画題です。

若冲の菊は、花弁を「筋目画き」を用いて表現しており
スタンダードな描き方とは一味違う個性的な印象です。

今月も、「筋目画き」がメインテーマになります。

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◆日時:2016年10月15日(日)14:00-16:00

◆場所:京都出町柳 GACCOH(京阪電車「出町柳駅」2番出口・市バス『出町柳駅前」より徒歩5分)

◆参加費:一般:2,500円 / 高校生以下:1,500円 (画材費込み 道具はすべてこちらで用意)

◆参加方法:こちら専用HPの「お申込みフォーム」からエントリーをお願いします。


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2016年09月19日

若冲の「葡萄」に挑戦しました

2016年若冲生誕300年企画、MASUI×GACCOH水墨画ワークショップ第6弾は「若冲の葡萄」でした。

9月18日のこの日は、台風が来るか来ないか、、、の危ういお天気でしたが
なんとか小雨程度のお天気で終了時まで持ちこたえてくれたものの
解散してから30分後くらいに、突然の稲光と土砂降りに見舞われましたが、
皆様無事にお帰りになれたでしょうか??

さて、今回も若冲をお手本に、、、ということで、「筋目画き」がメインテーマです。

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運筆の練習としては、直筆・側筆と、三墨法の練習も。

筋目画きは、穂の「水分量」が、ひとつ大きなポイントです。
ただ、墨で描けばいつでも筋目ができるとは限りません。
まずは葡萄の実を描きながら、色々と実験をしてみました。

そして、次は葡萄の葉。
品種によって葉の形状はそれぞれ違ってきますが、
若冲の描いた丸っこい葡萄の葉は、どうやら山葡萄の一種のようです。

実は筆を立てて直筆(蔵鋒)で描くことにより、コンパクトで綺麗な円を描くことができましたが
それより面積が大きい葉の「面」を描く場合は、筆を倒して側筆(露鋒)で描かねばなりません。
筆を立てる、倒す、の加減で、うまく描き分けていきます。

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皆さん、綺麗な筋目を出すための水分量の調節が難しい、と仰ってましたが、最後には描きあげてくださいました。

そして、前回夏休みスペシャルで参加してくださった最年少のSちゃんが、今月も「是非ブドウを描きたい」とのことで、しかもワークショップ前にブドウの練習もして、参加してくださいました。

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続きまして、来月は10月15日(土)、画題は「菊」です。
若冲流の個性的な菊なので面白いと思います。どうぞご参加ください。



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2016年09月02日

若冲の水墨画「葡萄」


MASUI×GACCOH 水墨画ワークショップ 第二十四回「葡萄(ぶどう)」

若冲生誕300年記念、若冲の水墨画を模写するワークショップも残りあと数回となりました。
今月の画題は「葡萄(ぶどう)」です。

葡萄は、他のものに巻きつき、たくさんの実をつけることから、他の者を取り込み、一緒に身を結ぶ(成功する)と言われる縁起がありますが、若冲の葡萄と言えば、相国寺承天閣美術館に常設されている、重要文化財「鹿苑寺大書院障壁画」の中の葡萄が有名です。

9月のワークショップでは、若冲水墨の代表的な技法「筋目描き」で葡萄を書く練習をします。


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◆日時:2016年9月18日(日)14:00-16:00

◆場所:京都出町柳 GACCOH(京阪電車「出町柳駅」2番出口・市バス『出町柳駅前」より徒歩5分)

◆参加費:一般:2,500円 / 高校生以下:1,500円 (画材費込み 道具はすべてこちらで用意)

◆参加方法:こちら専用HPの「お申込みフォーム」からエントリーをお願いします。


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posted by MASUI at 09:12| Comment(0) | GACCOHワークショップ