体験のお申し込みの際に、しばしば「経験がないけど大丈夫でしょうか?」とお問い合わせを頂戴します。
「水墨画」とひとくくりに言っても、いろいろな表現方法があるのですが、「写実」ではなく「写意」と呼ばれる水墨画は、「写真のようにできるだけ実物そっくりに描く」、という我々がよく知っている表現方法とは少し違っています。
ものすごく簡略化したり、究極は「何も描かない」余白が多くあったり、逆に実物以上にある部分を誇張したり、そして色彩を一切使わなかったり。。。
美術館や図版でそんな水墨画を目にして「なんかかっこいいなぁ」「どうやって描いているんだろう?」
このブログをご覧になっている皆様も、きっとそんな風に感じて興味を持ってくださったのだと思います。
しかし、学校でも習ったことがないので、どのように描くのか想像がつきにくいかもしれません。私もそうでした。
前述したように、水墨画には多彩な表現方法があるのですが、古典的かつ基本的な題材を描く場合には、コツや伝統的な考え方があります。
何をするにもそうですが、わからないままにあてずっぽうにやっていたらなかなかうまくいかない、ということがありますよね。
例えば初めての野球でバッターボックスに入った時、、、
どうやって立てばいいのか?
腕はどのポジションか?
顔はどちらに向けるのか?
バットを振る方向は?スピードはどうすればいいのか?
などなど、「基本的な」事柄がたくさんあり、それを守って初めてバットにボールが当たる、ということがあると思います。
水墨画も他のあらゆるジャンルと同じように、そのように基礎的なコツがあるので、いろいろな画題を描きながらそれを学んでいこうというわけです。
体験に来られる方には「竹」を描いていただいてますが
竿ならば筆を倒して穂先が片側を向くようにして描く、とか、
葉ならば筆を立て、最初は柔らかく途中でグッと力を入れる、
枝を細く描くには水分を少なくし、最後はスピードを上げるとシャープにフェイドアウトできる、、などなど、、、といった具合です。
なので、最初からカッコイイ水墨画を描こうとすると少しハードルが高いかもしれませんが、まず「基礎練から」と思っていただけたら安心できるのではないかと思います。
現在、京都烏丸の第4日曜教室は満席のため、新規募集を一時保留しています。申し訳ありません。
お問い合わせをいただいた順番に、空席ができ次第ご案内を差し上げている状況です。
徳島阿南教室は、まだ空席がありますので、ご希望の方は体験にお越しください。※
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以上よろしくお願いいたします。
posted by MASUI at 10:39|
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