2018年07月03日

阿南教室より「秋蘭」


7月1日から徳島阿南教室は「蘭」の授業に入りました。
今月は「秋蘭」、来月は「春蘭」を練習します。

古来中国では、一つの茎に一つの花が咲くものを「蘭」、一つの茎に多数の花が咲くものを「宦vと区別しました。
蘭は春に咲くので春蘭、宸ヘ秋に咲くので秋蘭とも言います。

現在に於いては、日本の東洋蘭は、観賞用に栽培されたものや野生種など多くの種類があるようです。
葉も幅広のものや細い幅のものがあり、最初は同じ品種のグループだったものが、どんどん種類が増え、別品種に分けられたものもあり複雑です。

授業では、芥子園画伝の蘭の描き方を学びます。

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まずは葉の練習から。

墨蘭を描く極意として、芥子園画伝には


『およそ蘭を描く場合、葉と葉を相等しくしてはいけない。筆の動きにつれて、あるいはとだえ、あるいは続き、意至りて
筆至らずの態になっても一向さしつかえない。あるいは蟷螂のように太く、あるいは鼠の尾のように細く、軽重がかない、心のままに手が動いて、各々がその妙を尽くすのである』



(^-^;) と、、、何やらとても難しそうなことが書かれていますが。。。

約2時間の練習で、どんどん調子をつかんでくださったみたいです。

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ちなみに、下の画像は『江戸の植物画』という書籍からの抜粋で「紫寒蘭図」。

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観賞用には線の細い葉の蘭が好まれたみたいです。
古くから文人に尊ばれた蘭は水墨で描かれることが多かったが、繊細複雑な花の色味も見どころに違いなく、十八世紀の日本では上方を中心に濃厚な着色の蘭図がしばしば見られる、とあります。


寒蘭は一茎多花です。
10月11月の寒い時期に咲き、本州の紀伊半島から南の四国、九州、琉球列島にかけて分布しますが、現在では乱獲のため、自生を見ることはほとんどできないのだとか。



来月8月5日(第一日曜日)は「春蘭」の練習をします。




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2018年06月12日

6月阿南教室より「紅梅」


6月10日の徳島阿南教室は「紅梅」でした。

今月は梅の花弁を「没骨法」で描く練習と
「たらしこみ」の技法について学びました。

「たらしこみ」は「風神雷神図」で有名な俵屋宗達が考案したと言われており、画をワンランク、グレードアップするために活用していただきたい技法です。

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たらしこみを表現するには、ツルツルの紙やにじみ止めなど、加工をしてある紙を使うと効果がよく現れます。
今回はドーサを引いてある紙で試していただきました。

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さて、阿南教室では、教室以外でも絵画サークルに参加している方が5名いらっしゃいます。
このサークルは、ずいぶん長く継続して活動しておられるそうで、毎年作品発表の場を設けているのだとか。

その作品展が11日から始まるとのことで、伺ってまいりました。
阿南教室在籍の方々の作品を紹介します。

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(ガラスへの映りこみを極力減らすため、上からのアングルで撮影しております。)

阿南消費者協会作品展
2018年6月11日〜6月15日 
午前10時〜午後17時(最終日は15時まで)
よんでんエネルギープラザ阿南

お近くの方は是非お立ち寄りください。



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2018年06月01日

没骨法で描く梅


6月10日の徳島阿南教室は「紅梅」の練習をします。

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先月の白梅は線描きで表現しましたが、紅梅は没骨法で面描きします。
加えて、老木の幹の様相を表現する「たらしこみ」の説明もいたします。

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古木の苔は「花白緑」というミントグリーンの顔彩を使い「たらしこみ」します。

ドーサ液・顔彩をお持ちの方はご準備ください。

次回は第2日曜日の6月10日なので、お間違えのないようお願いします。



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2018年05月08日

5月阿南教室より「白梅」

GWの最終日、5月6日の徳島阿南教室は「白梅」でした。

「梅らしさ」を表現するための少しクセのある「枝振り」、これを表現するにはうまくその特徴を捉えねばなりません。
中国清代に編纂された「芥子園画伝」には、「女字法」と言って漢字の「女」の字のような角度・交差の仕方を意識するとよい、とあります。


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まずは、教科書のように一部分をズームアップしたもので練習しましょう。

みなさん、何度も練習するうちに、だんだん「枝に見える線」になってきました。

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とても熱心に自宅でも練習されているSさんが、先月習った、ドーサ液を使った「雨竹」と、牛乳を使った「雪竹」を小作品にして持ってきてくださいました。
画像ではわかりにくいですが、繊細な雨が描かれています。

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来月は第2日曜日6月10日です。
「紅梅」の練習と「たらし込み」を説明しますので、顔彩とドーサ液ををお持ちの方はご持参ください。


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2018年04月03日

4月の徳島阿南教室より「雨竹」

すっかり春爛漫です。

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阿南教室を開講している阿南文化会館 夢ホールの桜も満開で、
田植えの準備ですでに水がはられた田んぼの上を、ツバメたちが飛んでいました。

とても気持ちのいい快晴のお稽古日よりでしたが、画題は「雨竹」。
雨の中の竹です。
阿南市は竹林が多いですし、これからの雨の多い季節に
実際に雨に濡れた竹を目にすることも多くなるかと思います。

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竹の授業はこれで4回目です。
みなさんずいぶん上達されました。

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今月で竹のカリキュラムが終わり、来月(5月6日)から「梅」の練習をします。

これまでの竹の授業で、わからなくなったことがあれば遠慮なく質問してください。





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2018年03月27日

春本番

徳島では蜂須賀桜が一足早くシーズンを終え、阿南文化会館前の桜も満開を迎えている頃でしょうか?

京都もすっかり春爛漫です。
祇園白川で、桜に混じって咲いていた乙女椿がとても可憐でした。

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4月1日(第1日曜日)の徳島阿南教室は「雨竹」の練習をします。

今月が竹のカリキュラムの最後です。

また違った表情の竹が描けますので、楽しみにしてください。




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2018年03月13日

3月阿南教室より「風竹」


先週末からやっと春らしい陽気になり、徳島では梅が満開、もう咲き始めた桜の木もありました。

徳島駅では、加藤一二三さんの後ろに掛かっている掛け軸の絵を、香取会長が描かれたという、ドコモのポスターと出会いました。
国際墨画会のブログにも記事が投稿されていますのでチェックしてみてください。)

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3月11日の徳島阿南教室は「風竹」。
直筆と側筆で葉を描く練習をしていただきました。

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側筆(露鋒)で描く場合は、葉にグラデーションを表現することができます。
墨のつけ方は、いつもの三墨法と片面だけに付ける2通りの方法があります。
描き始めの力加減や角度、抜き方などもコツをつかむまでは難しいと思います。
皆さん授業の終わり頃には徐々に描けるようになりましたが、引き続き練習してみてください。

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先月の「刷毛で描く竹」を自宅で描かれた作品を持ってきてくださった方がいました。
練習の成果が出てますね。ありがとうございます。

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さて、来月4月1日(第一日曜日)は「雨竹」です。
雨や雪を描くときのコツなどもご紹介しようと思います。

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2018年02月24日

2月夜間教室より「風竹」

2月23日の烏丸夜間教室は「風竹」でした。

水墨画では、晴竹・雨竹と同じくよく描かれる画題です。

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風は目に見えませんから、枝を湾曲させたり、葉が風にあおられているようにレイアウトすることによって、風が吹いている様を表現します。

教科書のお手本は、円山応挙の「雨竹風竹図」屏風よりも激しい風が吹いているイメージですね。


葉を側筆で描く練習もしました。
筆を少し傾けることによって、単一な墨色ではなくグラデーションをつけることもできます。


時間の最後には、皆さんかなり描けるようになりましたが、力の入れ具合や抜き加減のコツがすぐにはつかめないと思うので、引き続き練習してください。

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2018年02月14日

阿南教室より「刷毛で描く竹」

徳島阿南教室、2月11日はうっすらと雪が積もった寒い朝でした。

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今月の阿南教室は、竹のバリエーションの中から、刷毛で描く練習です。

没骨筆での三墨法と考え方は同じですが
刷毛の場合は、もう少しテクニックを加えるポイントがあります。


今月は皆さんの紙の消費具合がいつもより多かったようにお見受けしました。
紙にびっしり練習されてましたね。


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かなり集中して練習し、お稽古の終わりころには半切2分の1サイズに仕上げられた方もいらっしゃいました。

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上の画像は、昨年の授業で習った「野菜」の作品をご自分で表装された、と
生徒さんが持ってきてくださいました。

裂地は着物の帯を利用されたのだとか。
ご自分で表装もやられるなんて素敵ですね。


さて、来月は「風竹」の練習をします。
第2日曜日3月11日なので、お間違えのないようにお願いいたします。




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2018年02月02日

2月の徳島阿南教室

2018年になり、はや1ヶ月が経ちました。
今年は全国的な寒波に見舞われ、暖かい徳島でも雪が降り寒い日が続いているようですが、みなさまお変わりございませんか?

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阿南教室では烏丸夜間教室と同じく、新年から「竹」の授業が続いております。
今月は第一ではなく、第2日曜日の2月11日なので
お間違えのないようにお願いします。

先月は、筆を使っての基本的な「竹」の描法を練習しました。
体験イベントで描いていただいた描き方の復習、そしてさらに詳しく、、、
といった内容でした。

今月は、刷毛を使って竿を描く練習をします。
忘れずに刷毛をお持ちください。


ちなみに、2016年に鳴門の渦潮を描いたのですが、これもほぼ刷毛で描いています。

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刷毛は、今月の授業のほかにも、大きな紙に描く際にいろいろな使い方ができますので
ひとつ持っておくと便利です。


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posted by MASUI at 15:37| Comment(0) | 徳島阿南教室