2017年09月24日

夜間教室から「野菜1その2」

9月22日の夜間教室は野菜1の後半で、蓮根、椎茸、唐辛子でした。

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蓮根では三墨法を使って、蓮根の両側を濃くし立体感を出す、
椎茸・唐辛子ではそれぞれ、直筆・側筆での練習をしました。

椎茸の側筆では、筆をフルに倒して描き、唐辛子では約45°に倒します。

色彩を用いない水墨画の場合、椎茸は茶色なので色を濃く、蓮根はベージュなのでそれよりも薄く、など、実際の色味に合わせた墨色できちんと描くと、よりそれらしく感じられます。

みなさん、基本の運筆や三墨法にもかなり慣れたように思います。

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来月は、10月27日(第4金曜日)大根・蕪・麦です。


<追記>

今月の教室で、「次のカリキュラム四君子の授業で刷毛を使うのでご準備ください」と
教室から一番近い「書遊」さんという書画用品屋さんを紹介しましたが
書遊さんでは刷毛の取り扱いがないそうです。
画箋堂さんには確実に置いてありますが、他のお店に行かれる場合は確認してから行かれた方がいいかもしれません。
約6センチくらいで、ステッチのあるものの方がいいと思います。

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2017年09月19日

刷毛で「竹」を描く

9月16日のMASUI×GACCOH水墨画ワークショップは「両隈法・竹」でした。

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基本の運筆の練習として、今までも幾度となく「竹」は取り上げてきましたが、
今月はいつもの筆ではなく刷毛で描きました。

「隈」とは陰、濃いところ、というような意味があります。
すなわち、両隈とは両側が濃い、ということ。

刷毛の穂の両サイドから真ん中に向かって薄くなるようにグラデーションを仕込み、竿の一節を一筆で描きます。

色彩を使わない水墨画の場合、墨に水を加えることであらゆる「グレー」の階調を生み出し、濃淡の変化や綺麗なグラデーションを駆使することで、立体感・遠近感・質感などを表現することが重要になってきます。


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先月初参加の、小学3年生のS君が今月も来てくれました。
2回目なので筆や墨の使い方にも慣れてきたかな?
グラデーションはバッチリでした。

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来月は、今月学んだことが活きてきます。
牛乳を使って雪を降らせます。『雪竹』です。

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2017年09月18日

烏丸日曜教室は「果物」


烏丸日曜教室は、テキスト「いろいろな花を描く」が終わり、今月から「果物」を練習します。

9月24日(第4日曜日)は葡萄です。

葡萄といえば、金閣寺大書院の障壁画、若冲の『葡萄小禽図』。
相国寺の承天閣美術館で拝観することができます。

若冲は様々な猫法で葡萄の作品を残していますが、教室では没骨法での描き方を学びます。
丸く幅広い葉の描き方は、キュウリ、ヘチマなど似たような形の葉を描く時にも共通する運筆なので、ぜひ習得してください。

前半と後半に分けて、2種類の葉・実の描き方を紹介します。


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2017年09月14日

水墨画と野菜


今月の夜間教室は通常通り第4金曜日の9月22日、「野菜1」の後半です。

カリキュラム表ではトウモロコシになってますが、「椎茸、蓮根、唐辛子」を先に練習します。
先月に引き続き、基礎で学んだ直筆・側筆・三墨法の応用です。


ところで、水墨画では、しばしば野菜がテーマになります。
鎌倉時代、水墨画は仏教と共に中国から伝わりました。
仏教の殺生を避ける、食肉を避ける、という戒律から、伝統行事などにも野菜が使われてきました。

また、古来菜食中心だった一般市民にとっては命の糧でしたから、大地のエネルギーをいただくという事の他に、食すことで願をかけるという意味合いもあったのだと思います。
現代でも、おせち料理とかはそうですね。

ちなみに、今月の画題「蓮根」は、穴が空いていることから「見通しが明るい」とか、実が二連、三連、と連なっているので「子孫繁栄」とか、そういう縁起があるそうです。


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お仕事帰りに夜間教室に来られる方は、突然に残業になったりすることもあるかと思うので、欠席せざるを得ない場合の連絡は、お仕事が終わってからでもかまいません。
また、18時30分ピッタリに来るのは難しいこともあるでしょうから、19時頃までに来られそうな場合は、遅刻になっても遠慮なくお越しください。画題の説明などは個別にフォローいたします。






タグ:水墨画教室
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2017年09月13日

新日水墨画交流展

さて、いよいよ今週末からシンガポールでの展覧会が開幕します。

『新日水墨画交流展』(pdf)


会期:9月16日〜9月21日
会場:Visual Arts Centre


ヴィジュアルアーツセンターはとてもお庭の美しい建物で、16日にはオープニングのガーデンパーティが催される予定。

今回の出品作品は、シンガポールの作家と国際墨画会正会員のみの選抜で構成され、わたくしは伊勢神宮と出雲大社の式年遷宮が60年ぶりに重なった年に描いた、
『龍蛇神』という作品を出展いたします。
現地に赴かれる方は、どうぞ楽しんできてください。



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東京での「国際墨画会展」は、毎年6月に国立新美術館で開催されます。
作品の応募締め切りは、3月25日前後、画題は自由です。

しかし画題は自由、何を描いても良いと言われても迷ってしまいますよね。
そんな時は「テーマ」を決めてみてはいかがでしょうか?

展覧会が6月なので、6月にちなんだ画題とか、自分の誕生月の歳時記を調べてみるのも良いかもしれません。

毎日通勤・通学する馴染みの景色や、休日のお気に入りの風景ならスケッチに行くのも腰が軽いかも?

私は第17回の展覧会では「水」をテーマにしましたが、「風」や「雨」をテーマに考えてみるのも水墨画らしくて良いと思います。

年内の教室は、今月を除けば残すところあと3回です。12月・1月年末年始は何かとバタバタするでしょう。
そう考えると、お教室でアドバイスさせていただく回数は限られています。
各教室、出品を検討中の方は、ぜひ早めにご相談くださいませ。






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2017年09月10日

若冲忌


9月10日は伊藤若冲の命日です。

若冲のお墓がある石峰寺さんでは、毎年この日に法要があり
石峰寺さん所蔵の若冲の掛け軸が一部一般公開されます。

私は毎回必ずこの時期に訪れ、拝見させていただいているので
「もう、ほぼ全部観たんちゃいますか?」
とご住職に言われるのですが、お軸を前にすると何度観ても新鮮な気持ちになれるので飽きることがありません。

さて、数ある若冲グッズの中から、今回は木版画の作品のハガキを買い求めました。

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ちなみに、石峰寺さんの御朱印帳は所蔵作品の「虎図」が表紙に使われています。

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次の軸の一般公開は春です。


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2017年09月05日

阿南教室から「野菜1」

9月3日の徳島阿南教室も「野菜1」の前半、胡瓜・茄子・南瓜でした。

旬のお野菜ですし、ほとんど毎日見ている馴染みの野菜ばかりですが、絵にしたことはないかもしれませんね。

胡瓜、茄子(実の部分)は、直筆・側筆の正しい運筆で、一筆で描くことができます。

南瓜は三墨法を用い、輪郭線の味わいで南瓜らしさを強調します。
体験授業の「竹」で、きっちり三墨法の練習をしていただいたので
皆さんスムーズに描けていたように思います。

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F6サイズに小作品を仕上げてくださった方も。

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阿南では、ご自分で野菜を栽培している方も多いでしょう。
茄子や、胡瓜も、畑で育っている場面をスケッチしてみてください。
素敵な作品になると思います。


来月10月1日(第1日曜日)も「野菜1」の後半です。
しいたけ、唐辛子など簡単な野菜から攻めていきたいと思います。



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タグ:水墨画教室
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2017年08月29日

薔薇の描き方


8月27日の烏丸日曜教室は「薔薇」でした。
薔薇を知らない人はいないと思うので、特徴さえきちんと掴めれば
比較的アレンジの幅が広いのではないかと思います。

教科書には運筆の練習に役立つ、シンプルな形状の描き方が紹介されています。

側筆で、穂先を花の中心に向けて描く方法、

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特徴を捉えて花弁、葉を簡略化して描く方法、

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花を描くのは苦手という男性陣も、この描き方は感覚的にに合っていたかもしれませんね。

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さて、今月で「いろいろな花」が終了しました。
来月からは果物の描き方を練習します。

9月24日通常通りです。


来年の展覧会作品のご相談なども、随時受け付けます。









タグ:水墨画教室

2017年08月28日

雪村

『雪村(せっそん)ー奇想の誕生ー』 MIHOミュージアム

http://www.miho.or.jp/japanese/index.htm

烏丸日曜教室のY氏から情報をいただきました。観に行かれてとても良かったそうです。

雪村(せっそん)は、室町時代後期・戦国時代の水墨画家で僧侶。
茨城県出身、関東の水墨画のなかでも極めて独自性が高い画風を確立。
江戸時代の尾形光琳は、雪村を敬愛していたらしく、模写を幾つも試みているそうです。

龍の頭の上に両手を広げて空を仰いでいる僧侶(?)を描いた「呂洞賓図」と言う作品が、よくメディアで紹介されているのを見ます。彼の名前を失念していたとしても、ああ、この絵の作家か、、と言うくらい印象に残っている絵です。

多くが海外に流出しており、海外からの帰国作品も展示されているとか。

陳列一覧はこちら

9月3日、今週の日曜日までです。


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タグ:展覧会
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2017年08月26日

夜間教室から「野菜」1


今週の京都は、気温が36℃、37℃、、、。
まだまだ火照った身体に夏野菜がおいしく感じられる暑さが続いております。

8月25日の烏丸夜間教室は「野菜1」から、胡瓜・茄子・南瓜の練習をしました。

基礎知識で、筆を立てて描く・寝かせて描く、の運筆、そして調墨では三墨法を学びましたが、今月はその応用になります。

胡瓜は筆を立てて、茄子は筆を寝かせながらの曲線、
南瓜は三墨法の長方形を組み合わせて描いていきます。


胡瓜、茄子、、、F5サイズの紙にびっしり練習されてましたね。

時間内に小作品を仕上げてくださった方もいました。


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ところで、教室の「ウィングス京都」は錦市場から目と鼻の先ですが、
錦市場といえば若冲。青物問屋の長男だった若冲の生家跡モニュメントが高倉通の入り口にあります。

若冲先生の南瓜は味のある線だけで描かれていますが、南瓜は存在感のある野菜なので、縦長の紙でも構図の工夫で素敵な作品になりますね。


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来月は9月22日第4金曜日、野菜1の後編です。



タグ:水墨画教室
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