2017年06月21日

国際墨画会展 出展作品

『第17回 国際公募 国際墨画会展』が東京の国立新美術館で26日まで開催中です。

先週末、国立新美術館に行ってまいりました。
世界各国から素晴らしい作品が集い、今年も期待を裏切らない見ごたえある展覧会です。

それでは、京都烏丸教室からの出展作品を順次ご紹介したいと思います。


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【牡丹】
まずは、U-23(23歳以下)枠で初挑戦してくださったYさんは、京都市の大学に通う学生さん。女性らしいモチーフでフレッシュな作品でした。



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【台杉】
昨年奨励賞を受賞された下司照代さんは、今回も秀逸な構図で難しいモチーフを描きこなしました。



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【我思う、故に我の世界あり】
山本さんは、奨励賞の昨年に引き続き「山水」を追及されました。こだわっておられる深いテーマです。



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【親子龍】
新谷正巳さんは入会後、締め切りまであまり時間がなかったにもかかわらず、ご自身の思い入れのあるテーマ「龍」で初出品です。さすがの安定感です。


リニューアルされた国際墨画会のホームページにもリポートが随時アップされています。
国際墨画会Facebookページも、展覧会の様子がほぼ毎日更新されているので、ぜひチェックしてみてください。




タグ:展覧会

2017年06月20日

紫陽花の季節ですね

今年の梅雨は雨があまり降らないですが、いよいよ今週末あたりから本格的な雨の季節に入るようですね。

6月25日(第4日曜日)の京都烏丸教室は『紫陽花』です。
街中の路肩の紫陽花もそろそろ見頃になってきました。

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写真は二条大橋近くの『ガクアジサイ』。
周りに『額縁』のように花が咲くことからそう呼ばれるのだそうです。
ただ、私たちが花びらだと思っている部分は、実は花弁ではなく「萼片」だと知ってました?


京都の紫陽花の名所は、三室戸寺・三千院・智積院・善峯寺・恵心院・詩仙堂・藤森神社など多数。
行かれた方は、また感想をお聞かせくださいませ。




タグ:水墨画教室

2017年06月13日

徳島阿南教室がスタート

徳島阿南教室が、阿南市文化会館(夢ホール)工芸室で7月2日(日)からスタートします。

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徳島県阿南市はわたくし麻水の故郷です。
親しい友人から「ぜひ阿南でも水墨画教室を」と要請をいただき
6月10日に説明会&体験ワークショップを開催いたしました。

予想以上に多くの方々にお越しいただき、無事に教室を開設できることになりました。
地元ということもあり、様々な方々にご尽力を賜りましたこと、心より感謝致します。


さて、夜間教室と同じく、阿南教室も第1回目は「水墨画の基礎知識」から。

以下のものをご準備ください。

・白いお皿 2〜4枚・・・小と大があるといいです。一枚150円くらいで買えます。
・筆洗・・・組み立て式のプラスチック製のものでいいです。
・文鎮・・・学童用のものは安価で売っています。
・雑巾
・下敷き・・・白いもので、教室で使うには40×60pくらいの大きさがあれば大丈夫です。来月までに準備できない場合はお貸しします。
・硯・・・高価なものでなくとも構いません。ご自宅でお子様が使っていたお習字セットを探してみてください。硯や墨が眠っている可能性があります。

夢ホールから一番近い絵画用品店は「行雲堂」さん。チェックしてみてください。

※画仙紙は、ご用意します。
筆は、7月2日に授業で用具の説明を終えた後で注文を承ります。
すでにお手持ちの筆や道具がある方は、それをお持ちください。
何も持っていない方は、体験で使った筆をお貸しします。



それでは、新しく仲間に加わった京都烏丸夜間教室・徳島阿南教室をどうぞお見知りおき下さいませ。
よろしくお願い申し上げます。


タグ:水墨画教室
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2017年06月08日

「これぞ暁斎」

『これぞ暁斎』

6月10日(土)から7月23日(日)まで、JR伊勢丹の美術館「えき」KYOTO
河鍋暁斎の展覧会が開催されます。

河鍋暁斎は若冲・蕭白と並んで「奇想の画家」と呼ばれ、ファンの多い絵師です。
幕末から明治を生き、「画鬼」の異名を持つほど画業に打ち込み、仏画から戯画まで幅広い作品を残しました。

今回の出品作品は全てイギリス在住のゴールドマン氏のコレクションで、
普段国内ではお目にかかれない貴重な展示となっているそうです。

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楽しめる展覧会だと思うので、ご覧になってみてはいかがでしょうか?
伊勢丹閉店の夜8時まで開館しています。




タグ:展覧会
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2017年05月31日

水墨画の技法「破筆法」


MASUI×GACCOH 水墨画ワークショップ 第三十一回「破筆法・岩と鴉」

次回の技法は「破筆法」です。筆の穂をバラけさせて、鳥、動物の毛や、岩山を描く方法です。
特に破筆法で描く岩(山)は、ご自分の感覚で自由に描く要素が強いので、楽しんでいただけると思います。

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◆日時:2017年6月24日(土)14:00-16:00

◆場所:京都出町柳 GACCOH(京阪電車「出町柳駅」2番出口・市バス『出町柳駅前」より徒歩5分)

◆参加費:一般:2,500円 / 高校生以下:1,500円 
    (画材費込み 道具はすべてこちらで用意)

◆参加方法:こちら専用HPの「お申込みフォーム」からエントリーをお願いします。


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2017年05月29日

五弁の椿


5月28日の京都烏丸教室の画題は「椿」でした。
和の代表的な花で、茶人にも愛されている花です。
特に利休は「侘助」を好んだのだとか。


没骨法で花芯の白場を残しながら五弁のバランスをとるのは難しいですが、授業の最後にはみなさん習得されていました。

二筆で描く葉の運筆は、花を描く時には欠かせません。
いろいろな向きの葉を描けるように練習して欲しいです。

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鈎勒法で描く椿はシンプルなので、線に味の出やすい紙で描くと良いと思います。

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皆さん、鈎勒法はスムーズに描けていましたね。

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来月は6月25日(第4日曜日)会議室11 「紫陽花」です。


タグ:水墨画教室

2017年05月27日

夜間教室がスタート


京都烏丸教室の夜間教室が6月23日(金)からスタートします。

第1回目なので、「水墨画の基礎知識」から。

水墨画の墨・紙・筆など用具のこと
基本的な運筆のこと、代表的な技法のこと
をお話致します。

筆、墨など、どれを選べばいいかわからない、という方、
来月の授業を聞いてからでも大丈夫です。
ただし、以下のものはご準備ください。

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・白いお皿 2〜4枚・・・小と大があるといいです。一枚150円くらいで買えます。
・筆洗・・・組み立て式のプラスチック製のものでいいです。
・文鎮・・・学童用のものは安価で売っています。
・雑巾
・下敷き・・・白いもので、教室で使うには40×60pくらいの大きさがあれば大丈夫です。来月までに準備できない場合はお貸しします。

ウィングス京都から一番近い書画用品専門店なら、高倉通り三条下がる「書遊」さん。
筆洗や文鎮なら、街の文房具店や画材店でも売ってると思います。

紙は「画仙紙」を使います。
ワークショップで使った紙は、教室でも購入することができます。
(50枚 1080円)


お部屋は同じく会議室11 18時30分からです。


よろしくお願い致します。

<追記>

国際墨画会のホームページが更に新しくなりました。
水墨画用具はサイトからも注文することができます。参考にしてください。

http://sumi-e.or.jp/infomation/goods/




タグ:水墨画教室
posted by MASUI at 11:35| Comment(0) | 京都烏丸夜間教室

2017年05月21日

水墨画の技法「筋目画き」

早いもので、MASUI×GACCOH水墨画ワークショップは、今月で30回を数えました。
5月20日の画題は「筋目書き・鯉」でした。

昨年の若冲生誕300年では、幾度となく取り上げた「筋目画き」です。

まずは、水分量や墨色の違いで、画仙紙に筋目が現れる原理を確かめながら練習をしていただきました。


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そして、いよいよ鯉です。
木炭で軽くアタリをつけて構図を取ります。

若冲の水墨画のほとんどは、濃中淡の三段階の墨色で描かれ
コントラストや線のスピード感で、絵に軽快さを出しています。


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今回は小学2年生の男子が、「海北友松の展覧会を見て水墨画に目覚めた」ということで初参加してくださいました。

左側は常連のSちゃんの作品、かなり上達しました。
墨色の使い分け、水の表現の筆さばき、など水墨画感が表現できてきました。

右側は男子Tくんの作品。男の子らしく力強く描いてくださいました。

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他の皆様も、見事なウロコの出来栄え。

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この日の京都は5月だというのに気温が30℃近くになるという夏日でしたが、多くの方に来ていただきました。
ありがとうございました。

次回は6月24日土曜日「破筆法」です。

posted by MASUI at 08:17| Comment(0) | GACCOHワークショップ

2017年05月19日

和の美しい花

5月28日(第4日曜日)の京都烏丸教室は「椿」です。

和のイメージを代表する花として、かなり上位にランクインされる花だと思います。
いつものように没骨法と鈎勒法の描き方をご紹介します。

特に二筆で描く葉は、他の花にも応用できる運筆ですので
是非練習していただきたいと思います。

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さて、椿の花形は

<一重咲き>
猪口咲き、筒咲き、抱え咲き、百合咲き、ラッパ咲き、桔梗咲き、椀咲き、平開咲き
<八重咲き >
唐子咲き、八重咲き、千重咲き、蓮華咲き、列弁咲き、宝珠咲き、牡丹咲き、獅子咲き


と、種類がありますが、教室では一重の五弁の椿を描きます。


タグ:水墨画教室

2017年05月12日

墨のこと

先日、みやこメッセで開催されていた文房四宝展示即売会のイベントで
墨運堂さんプレゼンツの、墨についての彼是が書かれていたパネルが展示されていました。

墨運堂さんにもお話を伺えたので紹介します。


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<現在の墨つくり・・・膠を制す>

昭和年代の終わりとともに墨用膠造りが終わってしまいました。
廃業の原因は墨の需要減、環境問題、後継者などの問題でした。
この和膠は墨造りだけでなく、日本の画材政策や文化財の補修などにも欠かせない唯一無二の糊材です。
やむなく平成16年から膠の研究のために試験生産を開始しました。
その後文化財補修関係者、大学の日本学科の先生、膠生産者も加わりようやく使える膠が手に入るようになりました。

そして、膠研究、試作、生産の過程において、膠液の溶解・分散、煤との練り合わせに格段の進歩があり今では様々に使い分けができるようになりました。

伝統的和墨造りの配合比率は煤10に対して膠6の配合です。
膠は製造後3〜5年は加水分解を繰り返し、含有量を低下させ使い頃になってきます。
この段階をあらかじめ短縮した配合比、5分、4、5分の墨ができるようになりました。
今では膠をコントロールし墨それぞれの膠量を変えることにより、墨の個性、特徴を際立たせています。

※以上、パネル中の文章より抜粋です。


よく「古墨は膠が枯れる」ので墨ののびが良く、滲みなど墨色の変化が美しい、と言われますが、さて何年前の墨ならば「古墨」なのか。
そして、唐墨と和墨ではどのような違いがあるのか。
はたまた、硯や水との関係性はどうなのか???とか。。。いろいろあるようです。

ちなみに膠含有率45%のものでも紙への定着性は何も問題ない、ということでした。


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墨運堂さんのサイトより「墨のお話あれこれ」はコチラ



posted by MASUI at 21:42| Comment(0) | トピックス